魔法少女まどか☆マギカ~繰り返される時間~   作:華鳩羽

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引退魔法少女と一人

さて、私は現在隣町付近にある喫茶店でとある少女と待ち合わせをしていた。

昨日、家に帰ったらキュゥべえからの報告で『魔法少女を辞めたいと言っている子がいる』

と報告してきたので、私は直接その子にあって話しをすることにした。

 

「お待たせしてごめんなさい」

 

そう言って前の席に座ったのは、キュゥべえから聞いた通りの人である。

小柄だが、緊張して肩が少々上がっていた。

 

「落ち着いて、別に説教をしにきたわけじゃないから」

 

私はそういうと、その少女は、ほっと胸をなでおろした。

店員が注文を聞きにきたがその少女は迷っていたため、私の奢りなので気にしなくていい

と言ったところ、オレンジジュースとサンドイッチを頼んだ。

 

「………で、じゃあまず理由を聞こうかな」

 

数分後店員が運んできたジュースとサンドイッチがテーブルに置かれ、少女は一口飲んだのを

確認してから私はそう告げた。

 

「この街で魔法少女として過ごしていいのか分からなくなって………」

 

「というと?」

 

「勿論、叶えて欲しかった願いも起きて最初はものすごく楽しかったんですけど、ソウルジェム

 が穢れないという反面、魔法で悪用して捕まる友達を見てきたんです。

 それを見て、もしかしたら私もああなるんじゃないかって不安になって分からなくなったんです」

 

少女はひどく怯えた声で、握っていたサンドイッチが小刻みに揺れていた。

 

「例えばどんな悪用か分かる?」

 

私は気が進まないが、一応その悪用やらを知らなければならなかった。

サポート役に回っている以上の事をしなければならないからだ。

 

「授業をサボっているのに、テストでは高得点だったり。嫌いな先生を殺したりしていました」

 

「! それを見たの?」

 

「は、はい。で、でも、先生を生き返らせたりしたけどその繰り返しをして何か辛くなったん

 です。なんでも奇跡が叶う生き物と契約すればなんでも思い通りになったり魔法でなんでも

 使えるのに快楽を覚えたりもしているんです」

 

盲点だった。

私が決めた内容で苦しむ人が必ず出てくることさえ読めていたはずなのに、私はそれを忘れて

いたなんて思いもよらなかった。

 

「……その先生はどうなったの?」

 

私は少し黙った後そういうと

 

「自暴自棄になったんですけど、要望でほかの学校へ転勤しました」

 

「なるほど……。分かったわ、貴女の意見は今後の魔法少女へに受け継がれるから安心して。

 じゃあもう一度聞くけど、本当に魔法少女を辞めたいのね?」

 

「はい。でも、かなみさんのサポートには協力したいです」

 

「……分かったわ。その嫌な記憶を消去するとともに、貴女が叶えた奇跡は継続されるから

 安心して、他に忘れたい記憶とかあるなら消去しちゃうけど……」

 

「私が魔法少女だったという周りの記憶も消せますか?」

 

「大丈夫。貴女が魔法少女じゃなくなるということは貴女が魔法少女だったという記憶も消去

 するようにしてあげるから。じゃあ、じっとしてて」

 

「は、はい」

 

私は少女の近くにより、左手をおでこに当ててから数秒後。

 

「もう大丈夫。ソウルジェムが取り出せる?」

 

「……取り出せないです。あ、ありがとうございます!」

 

私は再び席に座りそういうと、少女は目を輝かせそう言った。

少女の震えた身体はいつの間にか震えなくなっていた。

その時腹の虫が鳴った。

 

「はぅ……。ご、ごめんさい」

 

少女は慌ててお腹を抑え、顔を赤らめてそう言った。

 

「いいのよ? サイドイッチを食べて」

 

私は彼女が頼んだサンドイッチを進めた。

 

それから数分後、彼女は帰る時間だっため、私に深々とお辞儀をしたあと、軽やかなステップで

喫茶店から出て行った。

私も、御題を払い終えたあと、喫茶店を後にし見滝原に帰ろうとしたその時

 

「かなみじゃん。どうしたんだい?」

 

杏子と出くわした。

 

「魔法少女だった子の相談を受けてたの」

 

私は笑顔でそういうと

 

「へぇー。かなみも大変だね~」

 

杏子は少し微笑んだあと、協会の用時ということで、別れを告げ帰っていた。

 

 

「ただいま~」

 

《おかえりかなみ》

 

家に帰ると必ずキュゥべえがいる。

もうペットだなこりゃ。

 

《どうだったんだい?》

 

「色々話してて分かったことがあったよ。魔法を悪用に使うことを聞いたからね。

 早速、明日の放課後にでも方を付けないと」

 

私は椅子に座ってからそういうと

キュゥべえは

 

《そういえば、報告にあったね。メールでもきているんじゃないかな?》

 

そう言われ早速パソコンを立ち上げ、メールを見ると、確かに魔法で悪用している件が

153件もあり、そのうち人を殺したのが100件とある。

 

「魔法少女のシステムを変えなきゃいけないね」

 

私はそのメールの内容をみて、深く考える事にした。




ソウルジェムを濁らないため、悪用するのが増えると思います。
勝手な想像だけど。

あとかなみが、どうやって魔法少女の子を戻したのかは今は内緒です。
後で分かると思いますし。

誤字脱字の報告や感想をお待ちしています。

追記
2・21キュゥべえの会話標識だけ変更
これでおかしかったら書きたします
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