魔法少女まどか☆マギカ~繰り返される時間~   作:華鳩羽

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彼女のアイデンティティーだったの

夕方近くになって私たち四人は魔獣を倒すべく町を徘徊していた。

まどかとさやかと仁美は両親に魔法少女のことを話すらしく明日には戻ってくるらしいし、

織莉子とキリカとえいとかなめは途中で合流で、マリモとリンは両親と話し合いで明日には

戻ってくるらしく、八十住さんは仕事が長引きそうで帰れそうになく宝蔵院さんは、どれだけ休んだのかしらないのか未だに補習を受けているという連絡がついさっきテレパシーで来たのだ。

携帯電話いらずだな。

 

織莉子たちと合流する場所は交差点が近くにある公園である。

先に到着してしまったので織莉子たちが来るまで待つことに

 

「そういや、かなみって魔法少女になる時服装が毎回変わるよなー」

 

杏子は近くにあったタイ焼きでこしあんを買うともぐもぐ食べながらそう言った。

 

「そうだね。キュゥべえに聞いたら《君自身の願いによる所為ではないのかい?》って逆に質問

 されてね。服装は毎回魔法少女になってからのお楽しみにってことになるよ」

 

「そうなのかー。てか、キュゥべえの物まね似すぎだろ」

 

「それもそうね。一瞬いるのかと疑うぐらい似てたわ」

 

杏子のツッコミにほむらも賛同するように頷く。

 

「コツとかあるのかしら?」

 

マミは興味津々に聞いてきた。

 

「あー……。これは、録音したキュゥべえの声を毎日聞いていたからねー」

 

「あいつの声を毎日聞くなんて鬱陶しいわね」

 

「さやかの声を録音したら物まね出来るのか……」

 

「帰ったら速攻でやろうかしら」

 

三者三様の答えが返ってきた。

それからしばらくして、織莉子たちが来た。

 

「待たせたね。ほむら達!」

 

キリカは嬉しそうに笑いながらそういう。

 

「誰と行くのかなあ? このままでもいいけどさあ」

 

えいはそういうと

織莉子とキリカは私の腕を握ぎ

 

「「かなみ(さん)と行きたい(です)」」

 

「お決まりのパターンね。でもたまにはバラバラで行きましょう?」

 

マミによってあっけなく却下された。

 

「仕方ない。かなみは織莉子に譲るよ。私は恩人Bと一緒に行くことにするよ」

 

恩人Bとはマミのことである。

ちなみに私は恩人Aである。

 

「私はかなみさんと一緒に行くわ」

 

ほむらは立候補しこれで三人。

 

「んじゃ、あたしはマミのとこでいいよ」

 

「私はあ、マミ先輩の所でいいですよお」

 

えいもマミチームで行くことになった。

 

「じゃあ、私は東をいくから七夕さんは西をお願いしていいかしら?」

 

「構わないですよ」

 

「じゃあ、カル……じゃなくて行きましょうか」

 

マミは私と二人きりの話し合いの時以来、妙なことは言わなくなった。

それをほむらに知らせると

 

「そうなの……あれは彼女のアイデンティティーだったの。いざなくなると悲しいわね」

 

とつぶやいていた。

あれでアイデンティティーだったのか。

ちょっとひどいことしたかな。

 

「あ、そういえば」

 

しばらく進むと終始無言だったかなめは何かを思い出して私の顔をみたあと

 

「七夕さんは昔、田畑って名字でしたか?」

 

その言葉に私は歩くのをやめてかなめの方をみた。

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