魔法少女まどか☆マギカ~繰り返される時間~   作:華鳩羽

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狙い目のほむら

八十住あんみside

 

「ったく。あの上司……め。後で、いつ禿げてもおかしくないように育毛剤を提供してやるわ」

 

仕事のために病院へよったのはいいものの、担当上司である男性から

 

「明後日に台風がくるじゃない? それでねぇ、八十住さんは戦力だしぃ休んでほしいのよぉ」

 

口調からして完全なおネエ上司は身体をもじもじさせながらそういう

 

「いつまで休めば……?」

 

「四日ぐらいでいいわぁ。だから今日は帰りなさぁい」

 

というわけで門前払いをさせられたわけだが。

 

「好都合ね。ワルプルギスの夜を気兼ねなく倒せ……ん?」

 

独り言をつぶやきながら横目をみるとほむらがどこかへ出かけようとした。

今は19時。

たしか魔獣退治に出かけてるのかと思ったが声をかけてみた。

 

「暁美」

 

「?」

 

振り返ると、寝むそうな顔をしていた。

 

「貴女は確か……八十住さんでしたよね?」

 

「数十時間前にあったのに……ん?」

 

違和感を覚えた。

この暁美は、数十時間前にあった暁美ではない。

もっと別の……存在?

 

「悪いけど、ソウルジェムを見せてくれないかしら?」

 

私は一応そういうとその反応に気付いたのか暁美はソウルジェムをためらいながら見せた。

形といい形状と言い全く違うソウルジェム。

まがまがしいわね。

 

「どうやら違う世界に来たみたいね……。上司がおネエのはずないもの。そうなると結界はどこから

 どの範囲まであるのかしら。流石に気付くはず……なのだけど………何私に攻撃をしかけるの?」

 

わたしは暁美(仮)の攻撃(物理)をよけながらそういうと、彼女は笑顔で

 

「だって見たのでしょう? それを美樹さやかに報告するのかしら?」

 

そう言ってきた。

本気で笑ってはいないようね。

 

「貴女のいう美樹がどういう方なのか知りたいわ」

 

私はそういうと暁美の動きが急に止まって違和感のあった雰囲気が消えていったのを感じた。

 

(違和感が消えた……? ってことは逃げられたのかしら? それとも違う時間軸の可能性も……

 あるのかしら……?)

 

「八十住さん? どうかしましたか?」

 

「なんでもないわ」

 

(一応悪いけれど暁美の心を読まないとわからないわね)

 

私はそう思い暁美に意識を集中させる。

 

「これから私の家にどうですか?」

 

「そうねお邪魔させていただくわ」

 

(八十住あんみも鏡の世界から来たのかしら。そうなるとややこしいわね攻撃も当たらないから

 駄目だとすると普段の様子で八十住あんみを拉致でもしないと)

 

なるほどね……

 

「じゃあさっそく行きましょう、ついでに手を繋いでいってもいいですか?」

 

逃げ込まないための作戦なのか暁美はそう持ちかけた。

仕方ない乗るか。

 

「別に構わないわよ。それにしても甘えん坊になったのね。いつのまにか」

 

「は、はい」

 

私はその暁美に手を掴まれながらほむらの家にお邪魔することになった。




口調を変えるべきかどうか悩む。
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