魔法少女まどか☆マギカ~繰り返される時間~   作:華鳩羽

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そういう世界

宝蔵院こよみside

 

「宝蔵院さんはドジっ子だから、10分遅れても咎めはしないのだけど、今日はどこを怪我したの  かな?」

 

私の大学へのサボりを担当とすることになっている先生は首をかしげながらそう問いかけた。

大学に行くまでのあいだ、私は何もない所で派手に転んだり、鳥の糞が落ちてきたり、ガムを踏んでしまったり、信号機が壊れて先に進めなかったり、迷子を見つけては捜して、ゴミのポイ捨てを拾ったりで、開始時間は10時過ぎだったのに今は10時10分を指していた。

 

私は事情を話すと、驚く顔でもなければ呆れる顔でもなくましてや馬鹿にしている顔でもなく、

何をどういったらいいのか迷っている顔をして

 

「とりあえずシャワーを浴びて、今日は帰りなさい」

 

ようやくここまで来たのにあの苦労は何だったんだと思う。

仕方なく、シャワーを借りるために進むのはいいが迷ってしまい途方に暮れてた頃ようやく先生に

出会い

 

「宝蔵院さんまだ帰ってなかったの……? もう20時近くよ?」

 

と言われた、

というか、10時間以上迷ってしまう自分はいったいなんだろうかと考えたくなる。

事情を説明すると、呆れられ案内してもらいシャワーを浴びて着替えてから、先生に出口まで

案内してもらうはめになった。

 

帰り際に

 

「方向音痴でもわかりやすいように1m間隔で地図をだそうかしら……」

 

などいう声が聞こえた。

 

「不幸だ……」

 

などとどこかのライトノベルの主人公の口癖を呟きながら母がメモをよこした帰り道の地図を

みながら帰ろうとすると、マミさんがこちらに向かってきた。

 

「宝蔵院さん丁度よかった」

 

マミさんは近くにきて息を整えてからそう言った。

 

「どうしたの……?」

 

「実は……た……じゃなくて。これから魔獣退治に行こうかと思うの。どうかしら?」

 

何かを言いかけたのをやめてからマミさんは別の話題を切り出したと同時に違和感を覚える。

とりあえず魔法少女に変身してから大剣をマミに向けた。

 

「!? どうしたの宝蔵院さん!?」

 

マミさんは慌てている。

 

「何を隠しているのマミさん」

 

魔法少女の姿になると口調が変わるのはそういう願いしたからであって私の不幸体質やらの性質が

激変するのである。

 

マミさんはしばらくゆらりと身体を動かしながら

 

「なぁんだ。もうばれたんだ」

 

普段の微笑みとは違いマミさんの笑顔は不気味だった。

 

「それにしても、気付くのが速いのね。八十住さんも同じぐらいだったわ」

 

「あんみさんと?」

 

マミさんは動揺すらせずに落ち着いた雰囲気をまとったまま頷いて

 

「そうよ。暁美さんの命令でね、宝蔵院さんと八十住さんをこちら側に案内するよう頼まれたの」

 

「こちら側って何?」

 

「鏡の世界よ? 今貴女がいる空間は鏡の世界なの。地球丸ごとが結界で、それを気付けるのは長年 魔法少女をやっている子だけ。向こうの私と佐倉さんは気付かないわ」

 

鏡の世界?

また電波な話をしてくる。

キュゥべえから魔法少女誘いの時も電波だと思ったけどさ。

周りをみると文字を鏡文字だから本当のことっぽいな。

 

「はぁ……今日は厄日かぁ」

 

「? 何のことかしら?」

 

「いやなんでもない」

 

逃げ出そうかと思ったが既に別の敵がいるし隠しているのか?

 

「っち……」

 

私は軽く舌打ちをしてマミさんに向けていた大剣をおろす。

 

「あら、状況を察してくれて助かるわ。じゃあ連れていくわね」

 

マミさんはそう言ってリボンで私を束縛した後、連れて行った。

 




大学には通ってないんですが、高校の時にシャワー室があったので、あるのかなーっと思って
追加してみました。
方向音痴だとどれくらい迷うかわからないので、適当に20時間。
まぁ、宝蔵院さんは不幸体質、ドジっ子、方向音痴なので20時間が妥当だという考えに。
テレビで地図を渡されても信じないみたいなこともありました。
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