美樹さやか(魔法少女バージョン)side
「よっと! ここが…鏡の世界……? ふごっ!」
鏡の中から出てきたのはいいけど、背中を思いっきり蹴られた。
「ちょっ! 何すんのよ! 杏子!」
「うっせー! さやかが速く出ないからだろ!」
蹴りを入れた杏子にそう怒鳴る。
ここってあたしの部屋だよね?
「何で杏子がここにいるわけ?」
「知らねえよ。違う鏡に入ったら同じ場所に出たんじゃねえのか?」
そうなのか……?
っと考えているうちに部屋のドアが開いて入ってきたのは向こうの世界のあたしと杏子である。
って!?
「うわ!? ちょっと杏子! アンタ魔法使った!?」
そういうのは向こうのあたし
「「ちげーよ!!」」
「ちょっと同時に答えないでよ!?」
あたしたちが困惑していると窓からノックが聞こえた。
「あ、楓さん?」
向こうのあたしがいう。
「これはね佐倉杏子の幻惑魔法じゃないよ。説明するから私服二人に話すね」
手慣れてる……。
ていうか、ここマンションだしベランダもないのによくノック出来たねぇ
「あ、魔法少女の二人は外に出てて鹿目まどか達がいるから」
楓さんにそう言われてあたしと杏子は窓を開けて外へ出た。
佐倉杏子(私服バージョン)side
「ってことは、円環の理を拒否した暁美ほむらが作りだした世界ってことか? あれって本当
だったんだな。さやかの空想ばっかりかと思ったけど」
窓から侵入した楓って子に事情を一通り説明させられた。
円環の理やらほむらがそれを拒否って作りだしたとかそれで向こうの友人が巻き込まれたとか。
「ん? じゃあまどかはもう思いだしてるの?」
さやかはそういうと
「まあね。今は家族と話し合いもしてほしいということも話し合ったから心残りがないように
お願いして満足したらほむらの救済に出かける話をしておいたよ」
楓はそう返した。
「せっかくさやかと付き合えたのに……別れるのはいやだな……」
「杏子……」
あたしの不満にさやかは悲しそうにする。
「その辺は私にまかして。いつでも会えるようにつながるようにしてもらえるように、
鹿目まどかにお願いしてみるよ。その代わり美樹さやかも手伝ってね」
「えぇ!? そんなこと出来んの!?」
「まあね。鏡の世界にいる私の固有魔法と別世界の私の固有魔法が使えればの話だけど、そこは
この世界の私と相談が必要になるかなぁ」
そっか。さやかとはまだいつでも会えるんだ。良かった……。
「で、これからどこ行くのさ」
あたしはそういうと楓は
「美国織莉子と呉キリカの所。あの人たちも魔法少女だから」
「そ、そうなのか……。ん? あいつらなら確か同棲しているって話しだよね?」
あたしはさやかにそういうと
「そうそう。場所はちょっと遠いけどね。あ、あたしも連れて行って!」
さやかは突然そんなことを言い出した。
「構わないけど……その間佐倉杏子はどうするの?」
「えぇーっとマミさんの家に預けておきます!」
さやかはそう言ってあたしをみて
「杏子。あたしはあたしなりに決着をつけなきゃならないんだ! あの馬鹿ほむらを救いにね」
「ああ、わかったよさやか」
そういってさやかと楓は入ってきた窓から出て行った。
この中の杏子とさやかは付き合っている設定にしています。