萩原楓side
美国織莉子達を連れてこの世界の暁美ほむらがいる家へと走っていくことになりこの世界の住人である美樹さやかが
「楓さんの固有魔法ってなんですか? 一通り話を聞きましたけど、連れてきたのも楓さんだって
言ってましたし」
そう聞いてきた。
その問いに佐倉杏子も反応を見せる。
「おっ。そういえば聞いてなかったな。どういう魔法なんだ?」
目を光らせているようにも見えるけど私は
「もしもあの時ああしていればって誰もが思いつくやつがあるでしょ? その時していればの
世界を自由にいけるようにするのが私が魔法少女になった時の願い。固有魔法も多分それと同じ
じゃないかな」
そういえば自分の固有魔法なんて知らないんだった。キュゥべえに言われて気付いてたんだっけ。
「あそこよ! 私の家」
「んじゃ壊しますねー!」
暁美ほむらに言われ壁を突き破って七夕かなみの前に並んで、今に至るというわけなのです。
七夕かなみside
いきなり壁を突き破って入ってきたほむら達に寝不足ほむらは驚きながらもさやか達を睨み
「また邪魔しにきたのね。美樹さやか」
「「失礼だな!!」」
「………」
複雑そうな寝不足ほむら 一人の少女は少し呆れながら
「話は私がするから貴女の要望を教えてくれる?」
「……わかったわ」
納得する寝不足ほむら。
あっちが説明している間こっちはこっちでキリカと織莉子が抱きついてきた
「かなみー!! さびしかったよぉ!!」
「あんみさんとこよみさん……? は大丈夫ですか?」
織莉子が宝蔵院さんの呼びを一瞬迷ったのは普段の宝蔵院さんと魔法少女の時のこよみさんが
かなり違うからである。
「ええ。大丈夫よ特に何もされてないから。それより……そっちの美樹と美樹は違うようね」
八十住さんはそういう。
違いがわかるんだ……。
「「え!? 違いわかるんですか!?」」
二人のさやかは同時に喋る。
「多少の違いなら問題ないわよ。伊達に長いこと魔法少女やってないわ」
「え?」
もう片方のさやかが目を丸くしたのがとても印象的だった。
暁美ほむら(喪服バージョン)side
代表者的に前に出て椅子に腰かけるそのこ。
他の子は私が連れてきた人と話し合っている。
「名前を教えてくれないかしら?」
「萩原楓です。向こう側の世界から七夕かなみ、宝蔵院こよみ、八十住あんみを返してほしいと
思ってきました」
萩原楓と名乗るその子は薄橙色の髪を少し気にしながらそう言った。
「暁美ほむらが円環の理となった鹿目まどかを人間としてまっとうさせるのはいいと思います。
けど、それじゃあダメなので向こう側の世界にいる鹿目まどかと話しあってほしいんです」
萩原楓はそういうとまどかを呼んで隣の椅子に座らせた。
「このまどかは魔法少女なのね」
私はそういうと萩原楓は
「でも魔女になることはないの。七夕かなみが作り上げたシステムによって。内容はほぼ円環の
理と似ているけど違うのは、エネルギー回収方法は幸せから幸福になるもの」
そう言った。
「ほ、ほむらちゃん……あ、あのね。この世界の私がほむらちゃんに伝言があるの
「伝言?」
私はまどかの顔をみて
「もう苦しまないで。ほむらちゃんが私を人間に無理やり戻してもほむらちゃんが気づ付くだけ
だよ」
まどかは視線をずらそうともせず前向きにそう言った。