七夕かなみside
廃校舎は骨組みまで見えており窓ガラスは割れているものとそのままの状態のものも存在していた。
使われていないそれをみた瞬間に私は驚愕した。
この場所を私は知っている。
私はこの場所で、人を殺した……。
「七夕さん……?」
隣にいたマミは不安そうに私を見ながらそう聞いてきた。
私は一旦思考を振り切って
「っ! ご、ごめん。行こう」
私はそう言って先に旧校舎に入り魔法少女になる。
黒くて灰色のゴスロリ武器はクラディウス。
「この服装が一番しっくりくるかも」
私はそう呟いた。
時刻は昼過ぎ。
昼食を食べずに来たから少しお腹が鳴る。
「ふふ。帰ってから食べましょう? 後暁美さんに連絡をしたのだけどよかったかしら?」
マミは微笑みながらそういうと
「うん。お願い」
私は頷きながら前に進む。
クラディウスっというは剣の名前でさやかが持っているサーベルとは違い重みが違うと思う。
比較してないからわからないけど。
入口付近は盛り塩が盛られていた。
それをみたマミは少し不思議な顔をしてから
「この学校は幽霊とかがいるのかしら?」
と首をかしげながらそう言った。
「この学校は二年前にある一人の少女が当時この学校に通っていた生徒、先生を銃を使って殺した
と言われる場所です。それからもこの学校に通う生徒や先生が行方不明になる事件が相次いだの
で呪いの学校と言われ盛り塩が盛られているようです」
私はマミの顔を見ないまま真顔でそう言った。
「………へ? う、嘘……よね?」
怖いのが苦手なのかマミは聞き返す。
「………もちろん嘘です。ですが、呪いの学校とは言われているのは確かですけど」
「そ、そうなの………」
どんよりとした顔でマミはそういうと同時にほむらと杏子が来た。
「どうしたんだよマミ?」
「いえ………なんでもないわ」
杏子の問いに首を小さくふるマミ。
「早く行きましょう」
ほむらはそんなことを気にせずにそういう。
奥に進むとさっそく魔獣が姿を現す。
「速攻で片づけましょう!」
「おう! っとその前にかなみ。接近戦は慣れているのか?」
杏子はやりを振り回しながらそういう。
そういえば杏子とは初めて組むんだっけ。
「大丈夫。ナックルに鎌や斧など接近戦型の武器はある程度使い慣れているから」
私は親指を立てながらそういうと杏子は面白そうに笑い
「へへっ。じゃあ期待するぜ!」
そう言って最初に突っ込んでいった。
魔獣の数は二十数体程度。奥にもまだたくさんいるからそれ以上かもしれない。
私はクラディウスを構えながら
魔獣の群れに入って行った。
クラディウスって人の名前みたいですよねー。
そう思いませんか?