「そぉっれっと!!」
通常サイズのクラディウスを魔法で一時的に巨大化してそれを魔獣がいる大群に振り下ろす。
《ぐぉぉぉぉ……》
魔獣の大群はこれで一気に減るがさらに敵の数を増す。
「キリがねえな。四人だけってのも結構きついぜ」
最前線で槍を自由自在に操りながら魔獣を倒す杏子でさえ、きついっということはそれだけ手ごわいということである。
そんなことを考えている間にも魔獣達は数を増やし襲ってくる。
「かなみ!! 危ない!!」
ほむらの声で後ろを振り返ると魔獣が私に攻撃しかけようとする。
「!! ふ、防ぎきれない……っ」
クラディウスを縮ませるには結構な時間がかかり未だに半分しか到達していない大きさに私は防ぎきれないでいる。
杏子もほむらもマミも場所が遠すぎるが目の前の魔獣を相手に手が離せないでいる。
助からない。そう思いかけた時、魔獣が突然倒れた。
「大丈夫なの? 七夕」
茶色いべレット帽に半分長袖半分半袖で斧を持ち上げる八十住さんが私をみながらそう言った。
「八十住さん!? どうしてここに!?」
《僕が教えたんだよ》
そういうのはキュゥべえ。
なんか久しぶりにみた気がする。
「ついでに宝蔵院と美国と呉もいるわ」
「恩人!! 大丈夫かい!? 怪我はないかい!?」
キリカはそういいながら抱きついてから肩を揺らしそういう。
「だ。大丈夫。怪我してないよ。キリカ」
私は微笑みながらそう言うと安心したキリカは私から離れ魔獣を睨みつける。
「よくも恩人に手をつけようとしたな!! 八つ裂きにしてやる!!」
そう言いながらキリカは特攻で魔獣の群れに入って本当に八つ裂きにし始めた。
「最終魔法は最後までとっておくと後に便利よ」
八十住さんは私を見ながらそう言って魔獣退治に参戦した。
「指揮は私がとるわ! 宝蔵院さんは援護をお願いします」
「了解!! ほら、かなみさん一気に行きなよ!」
織莉子は未来予知で敵の行動を予測しながら指揮をとるために援護にまわる宝蔵院さん。
「そうだね。このまま放っておけない!!」
私はそういいながら立ち上がりようやく縮んだクラディウスを手にまた魔獣の群れに入った。
萩原楓side
後衛の魔法少女がそろうのにそんなに時間はかからなかった。
「楓さん全員そろいましたよ?」
暁美巴の言葉に湖をみていた私は前を向き直って
「忙しいのに集まってくれてありがとう。用件はワルプルギスの夜を倒した後のことだよ」
そういうと高野かなめは顔を一瞬しかめてから
「ワルプルギスの夜を倒した後? 魔獣や魔物や魔女は出てくるけどある程度平和になって離れ
離れになること? それとも災害の処理のこと?」
私をみながらそういうが私は首を横に振り
「七夕かなみのことだよ。あの人自身は知らないけど明日訪れるワルプルギスの夜を討伐したあと
また、平行世界へ移動する」
私はそういうとそれに反抗したのは美樹さやかである。
「はぁ!? 平行世界へ移動するって………。これ以上移動できないんじゃなかったの!?」
「そんなの誰がいったの?」
「で、でも普通に名前で呼んでたよ!?」
次に鹿目まどかがそういうが意味がわかっていない暁美巴達は首をかしげながら
「ちょ、ちょっと待ってください! まどか様。さやか様。楓様が言っている意味が理解できない
ですけど」
夏樹リンは鹿目まどかと美樹さやかにそういった。