鹿目まどかside
楓ちゃんの言っている意味が理解できなかった。
時空をまた移動する!?
「もしかすると七夕かなみはこのことを知っていて隠しているのかもしれない。でもこの平行世界
は七夕かなみという名前じゃないというのは確かだよ」
「どういう意味よ…」
さやかちゃんは怒りを抑えながらそういうと
「巴マミには話してあるけれど、七夕かなみという存在は一つしかないの。平行世界は度の世界も
同じ名前同じ性格同じ容姿をしているのだけど、七夕かなみという同じ名前で同じ容姿で同じ
性格をしているのは確率的に低いんだ。ちなみにこの世界の七夕かなみは『湯浅ルナ』という
名前。性格は似ているけど考え方が違う少女だよ」
楓ちゃんは悲しそうにそういった。
「八十住あんみにも聞いたけど、繰り返すたびに年齢が変わっているって言ってたよね?
それと同じで本来の七夕かなみの年齢は高野かなめが見た七夕かなみの年齢と同じで15歳
なんだよ。ほら七夕かなみも言ってたよね? 巴マミと同じクラスだって。この世界に七夕
かなみだけ両親がいないのも名前が違うから」
「で、でも私がかなみの両親を生き返らせた時には確かに……」
モエちゃんが慌てながらそう口をはさむけど
「それは一時的にだけだよ。本当の七夕かなみは高野かなめがみた人である。七夕かなみは役目
を終えたら元の世界に戻る。それだけだよ」
楓ちゃんは冷たくそういった。
かなめちゃんは悔しそうな顔をして、リンちゃんは今でも泣き出しそうな顔で、仁美ちゃんと京香ちゃんは言葉がでないようでさやかちゃんはかなめちゃんよりも悔しそうな顔して、モエちゃんは何も言えないように棒立ち。
言った張本人の楓ちゃんは小さく
「事実は変わらないよ」
と言った。
そんなの……あんまりだよ……っ!
七夕かなみside
最深部で私は大元の原因である音楽室へと一人で入った。
ほむら達には待機させてもらっている。
「危なくなったらいうのよ」
ほむらに強くそう言われ私は頷いておいた。
うじゃうじゃといる魔獣は私を避ける様にして何をするのかわかっているようだった。
私は音楽室の中心に立って、そこでクラディウスを置いて祈りをささげるポーズをとってから
「ごめんなさい。楽しい授業中の所に私が貴女達を無差別に殺してしまって。私は罪を継ぐわな
ければならなかった。たとえ遺族が許さなくても被害者である貴女たちが許さなくてもいい。
私は貴女達を死なせなければならなかった。そういう運命に抗おうともしなかった私を許さな
くてもいい。だからもう苦しまないで、貴女達の記憶を私が殺さなかったことにしてあげる」
私はいつのまにか元に戻すと願った魔法少女の力を借りて元に戻すことにした。
高野かなめが出会った七夕かなみが一体なにがあったのかは
しばらくしてから書こうかと