杏子のデレはともかくとして、渡されたリンゴを見つつ悩んでしまう。
そんなことを思っていると、インターホンが激しく鳴っている。
多分キリカが来たのだろう。
ドアを開けると、キリカとメイド服の織莉子がいた。
織莉子……何故メイド服?
そう問う前にキリカがキラキラしていた。
「恩人! ありがとう! お陰で織莉子に会えたよ!」
キリカは私の手を握りブンブンと降ってくる。
「よ、よかったね。紅茶しかだせないけど上がって」
私は戸惑いつつも、キリカと織莉子を家に入れた。
「お? キリカに織莉子じゃねえか」
リビングに案内した時に杏子が物珍しそうにそう言った。
知り合いなのだろうか?
「よ、杏子! 元気だったかい?」
キリカは私と織莉子の手を握りながら笑顔でそう答えた。
「元気さ。かなみにはいろいろ世話をしてもらっているからな」
杏子はそう言いながらも私の左手を掴む。
キリカと杏子は、見た目は仲がいいように見えるが実際は、犬猿の仲のようだ。
実際に私の右手と左手は、キリカと杏子によって塞がれている。
私はそんな二人を無視しつつ
「織莉子……どうしてメイド服なんか……」
と、問いかけると
織莉子は恥ずかしそうに顔を赤く染めたあと
「キリカに無理矢理連れて行かれて……、着替える時間がなかったの」
キリカ……何やっている。
織莉子も何故抵抗しない、キリカは抵抗したら離してくれるし待っててくれるぞ?
「メイド服は……その……かなみに見せたかったから……問題ないわ」
……前言撤回。
織莉子、これ以上私の想像図の織莉子を壊さないでくれ。
しかもドヤ顔を決めないでくれ、こっちが恥ずかしいわ
しばらくしてもキリカと杏子が手を離してくれる気配すらなかったので、
このままでもいいかと思ったが、織莉子に叱られ、ようやく……解放された
「紅茶いれるけど、レモンティー、ハーブティー、アップルティーがあるけど……」
「「「レモンティー」」」
揺るがないのか、こいつら……。
仕方ないのでレモンティーを入れていると、キリカが
「あー、あたしの砂糖3個、ジャム3杯ね」
忘れてた。
キリカはかなりの甘党だ。
ジャム三杯って、お腹壊さないのだろうか。
ま、考えても仕方ないか……。
「はいお待たせー」
杏子、キリカ、織莉子の順に配りレモンティーを配り、私はジュースを飲む。
「ん~♪ 恩人が入れてくれる紅茶は美味しい!」
キリカは満足そうに微笑んでいる。
紅茶を配っていると同時に、織莉子の左手を見てみたが、やっぱり指輪をしている。
どうなっているんだろうな……ほむらにも合わないといけないのに……。
「! あ、恩人。悪いけど用事が出来たわ」
キリカはそう言いつつ立ち上がると同時に織莉子と杏子も立ち上がった。
魔女が現れたのかな?
「あ、うん。織莉子たちも?」
私はそういうと織莉子と杏子も頷いた。
「そう……早く帰ってきてね」
私は、魔女退治専門でもないが、一応言っておこう。
前にいた時間軸(?)もそう言っていたからね。
「恩人の頼みなら、早く帰ってくるよ!!」
キリカはそう言いつつ窓から出て行った。
杏子とキリカはそれぞれかなみによって助けられたため、仲が非常に悪い
という設定にしてます。
織莉子もだんだんキャラが崩壊していきますが、気のせいです
感想や誤字脱字があったらお願いします。
追記
2・21 誤字修正、文章を変更