美佐ゆかりside
七夕さん……と言っても今は湯浅さんなんだけど帰らせていただいて私はベンチに座るが、まだあの二人は残っていた。
そう言えば名前知らない……。
「えっと……帰らないの? ルナと一緒に帰ると思ったのだけど…………」
私はしばらく見つめる二人にそう聞くと二人はこそこそ話しだしてからしばらくして、活発そうな子から
「そ、それもそうだね~。ねえあんたも一緒に行かない? 明日ワルプルギスの夜が来るらしい
から戦力が欲しいんだよね」
ワルプルギスの夜。
超弩級の大型魔女らしいとキュゥべえから一通り聞いているけど
「ごめんなさい。私、貴女たちと協力できないの。さっきも話したけど最初の方で私が魔法少女
を辞めている時点で次の時間軸にもそれが影響しているの。それにトラウマ的なものもあるから
………えっと、ごめんなさい。避難所で応援させてもらうからそれでいいかな?」
私は弁解するようにそう言った。
記憶は継続されるからあの事を思い出すと怖いから。
「え? それなら、わたしとさやかちゃんは、かなみちゃんから聞いたけど最初は魔法少女
だったんだよ? それなら次の時間軸も私とさやかちゃんが魔法少女になってないとおかしい
と思うけど………?」
「あ、そうだよね! まどかとあたしが魔法少女じゃなきゃおかしいじゃん」
名前は今わかった。
幼い方がまどかという名前で活発そうな子はさやかみたい。
私はそんなことを思いながら
「戻し方だと思うよ。私の場合はルナさんがどうやったか知らないけど、あったまる感じみたい
に消えてソウルジェムは消えるの。他の方法の戻し方はキュゥべえに言えばいいみたいだよ」
他の方法の戻し方を最初の時間軸の時にキュゥべえに聞いたけど、その方法と別の方法があと二通りあるらしい。
残りのやり方は聞いてはいたけど覚えていないんだよね。
「あ、そうなんだ………。んじゃあたしら戻るわ。あんたも気を付けなよ」
さやかはそう納得するとまどかを連れて帰ってくれた。
それと同時に
《君が嘘をつくなんて珍しいじゃないか》
そういって自然現象的にそう言って現れたのはキュゥべえ
「嘘はついてないよ。真実を述べただけで」
《君はいつもそうだね》
「好きにさせてよ」
私はそうって立ちあがって駅がある方面へと歩いて行った。
(嘘はついていない。でも………)
キュゥべえの言葉に翻弄されないように注意しなきゃいけない。
私はそう思って歩くスピードを速めた。
キュゥべえside
美佐ゆかり。
君にはまだまだ利用価値がありそうだよ
キュゥべえの内心は実は黒かった。
これでこそキュゥべえだよ