魔法少女まどか☆マギカ~繰り返される時間~   作:華鳩羽

140 / 200
貴女を必要としているんです。

市立見滝原中学校。

どこかの刑務所みたいなガラス張りで、技術がとても発達なのか机は折りたたみ式のようで、中学校にも関わらず弁当持参で、土足OKなこの学校は不思議でならない。

 

「んじゃ、ここで待っててね」

 

担任である早乙女先生に言われて教室の前で待っていると隣にいるほむらが私をじっと見ていた。

 

「あ、あの? 何か………?」

 

ここでは多分初めてなはずなので、そういうとほむらは髪をかきあげながら

 

「いいえ。なんでもないわ」

 

冷たい。

この反応は初めてだよ……………。

 

それから自己紹介があって私は丁度真ん中の席に座らせられた。

で、その休み時間。

私は教室を出て校内を探索することにした。

 

勉学は二年生だけど年齢は中学三年生なんだから頑張らないと。

そう意気込みを立てていると、

 

「あれ? 七夕……さん?」

 

そう言われ振り返るとまどかとほむらがいた。

 

「…………何?」

 

「え、えっとぉ、何でここにいるのかなぁって思って…………変な意味じゃないよ?」

 

まどかは私の言葉に怯みながらもそういう。

 

「…………………ただの校内探索だよ。学校久しぶりだから、見て回りたくて。それじゃあ」

 

私はしばらく黙ってから手を振ってその場を後にする。

 

ごめんなさい。

まだ、貴女とは仲良くなれそうにないの。

とりあえずやることは、呉さんと美国さんに会うこと。

まだ、会っていないはずだから…………。

 

放課後。

私はそそくさと学校を出ると一足先に学校に出ていた呉キリカさんを捕まえた。

 

「す、すみません! あの、貴女じゃだめなんです!」

 

このキリカさんは既にキュゥべえと契約済みであり織莉子と会っていないことになっている。

 

「ん? 君に会うのは初めてのような気がするんだけど…………どういう意味だい?」

 

キリカさんは少し疑いの目を私に向けながらそういう。

前はあんなに懐いていくれたのに今はこの反応…………ちょっと悲しいかな。

 

「え、えっと…………貴女を必要としている人がいるんです。何も言わずに付いてきてくれ

 ませんか?」

 

私は少し早口になりかけてしまう。

焦ると早口になるのが私の悪い癖。

 

キリカさんはしばらく黙りこんでから何かに気付いたのか、少し疑いながら

 

「もしかして…………織莉子のことかい?」

 

と聞いてきた。

 

「! はい!」

 

私はそういうと同時にキリカさんは肩をいきなり掴んだ

 

「場所を知っているのかい!? それとも何だい!?」

 

興奮しきった声で私にそう聞いてくる。

 

「場所を知っています。今織莉子さんは貴女を必要としているんです。詳しくは言えませんが」

 

私はそういうとキリカさんは私の肩から手を離し

 

「わかった。君に付いていくとしよう。あたしは呉キリカ。君は?」

 

「七夕かなみです。今日から見滝原中の二年に転校してきました。よろしくおねがいします」

 

私はキリカさんに握手を求めると

 

「よろしくかなみ!」

 

嬉しそうな笑顔でそう言って私の手を握った。

 




なれそめみたいなもの。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。