目を開けると白い天井とご対面していた。
どうやら私はあのまま病院に運ばれたらしい。
上半身を動かそうと思うが痛みが引いていないらしく顔だけ動かすことに。
「しかしまた……個室かぁ……」
などと呟いているとガラガラと音がした。
「かなみ……起きているかい?」
キリカだ。
「起きているよ。キリカ」
私はそう返事をすると、何か持っていたのかパサッと音がした。
そしてキリカは私の両手を掴み
「!! 起きたんだね!!? 痛むところはないかい!?」
「キリカ落ち着いて……あと手を動かさないで」
私はそういうとキリカは落ち着いてくれた。
「キリカさん。ナースコールを押してもらえないかな? 腕とか自力で動けなくって……」
「分かったよ」
キリカは近くにあったナースコールを押してから
「織莉子にも知らせないと!」
と急に思い立ったように病室を出て行った。
入れ違えにやってきたのは医者である。
しかも聞き覚えのある。
「まったく……君は。今度は何をしたんだい?」
担当医である顎鬚はため息をつく。
呆れている。
呆れられても困るのだがと思いつつ私は事情を説明した。
「なるほどね……」
事情を説明を終えると同時に担当医の顎鬚はいう。
上半身を動かすことができない私は、近くにいたナースに頼んでベッドあげるスイッチを押してもらう。
それを見た担当医は首に下げてある名札には「研修生」と書かれていあるナースに口元で何かを呟くと研修生のナースははや走りでその場を後にする。
「痛むかい?」
「? 何がですか?」
担当医に聞かれた。
痛む? 別に何も感じないんだけど
「ふむ……」
「お呼びでしょうか」
研修生ナースが連れてきたのは八十住さんである。
織莉子と同じサイドポニーで白衣をきてラフな格好をした八十住さん。
顎鬚は八十住さんに近づいて小声で話すと「なるほどね」と八十住さんは呟いた。
「これから二人きりで話したいから、他の患者さんのところに行きなさい。今日は外来と予約の
人たちがたくさんいて人手が足りないそうだから。貴女はいまからここに行って書類を並べて
くれるだけでいいわ。それが終わったらまたここに戻ってきて」
八十住さんがそういうと数人いた病室は数秒でもぬけの殻となった。
「さてと、事情は研修生の子からは大まかに聞いて詳しい内容は担当医である顎鬚さんから
聞いたわ。単刀直入にいうけど、七夕かなみさん下半身の神経が壊れているわ」
八十住さんはそういうと同時にバンッと扉が強く開いた。
開けたのは、キリカと織莉子、そして暁美ほむらだった。
ズバッという医者ってめったに少ないと思うんですよね。
重い病気はなおさら言いにくいだろうとは思ったので八十住さんには
ズバズバいってもらおうかと思います。