その不思議な少女は姿を徐々に変えて、やがて知っている魔女。
ワルプルギスの夜の姿となった。
「驚かせたみたいで……ごめんなさいね」
いや、私が驚いたのは魔女の姿になることですよ。
「そう……。じゃあ人間だった頃に戻したりできるのだけど?」
あれ? 私、いま口に出してしゃべりましたっけ?
心声のつもりだったんだが……
「ごめんなさい。ちょっと思考回路を読んじゃった」
あ、そうなんだ……。
「実は頼みごとがあって……この世界にも私は存在するから倒してほしいの。この世界の私も同じように思っているの。早く誰か止めてって訴えているの。お願いね」
ワルプルギスの夜となった少女はそういうと徐々に姿を消していって私も意識が遠くなった。
目を開けると上半身の痛みや下半身の麻痺などがすべて治っていて今日が退院日だと担当看護師から聞かされた後、後がつかえているからと追い出された。
この病院は二度と行かないことにしよう。
その日の夜。
明日は学校なので準備を私は準備をしていた。
キリカさんと織莉子さんから退院祝いをしてあげると言われたが、断わっておいて織莉子さんに織莉子さんの父親が罪をなすりつけられたことを話しておいた。
一応知らせてあげないといけないから。
次に私がしたことは学校に電話した。
『はぁい。もう傷は治りましたか?』
「はい……ご心配おかけして申し訳ありません」
『いいのよー。無事でなによりだわ。明日は体育があるけど念のために休んでくださいね?』
「あ、はい。分かりました。では失礼します」
私はそういって電話を切ると同時にインターホンがなった。
「ん? こんな夜中に……誰だろ?」
私はそう思い玄関を開けると、そこにいたのは暁美ほむらさんである。
「あ、暁美さん……? どうしてここに?」
私はそういうと
「早乙女先生から聞いたの」
「そ、そうなんだ……中に入って」
私は外が寒そうだからと暁美ほむらさんを部屋の中に入れて紅茶を出す。
「それで……どうしたの? 暁美さん?」
私はそういうと、ほむらさんは紅茶を一口飲んで
「貴女見ていたのでしょう? 私が美国織莉子と呉キリカを打とうとしたところを」
「うん。とっさの判断で伏せるようにお願いしたけど、まさか私に当たるとは思ってなかったよ」
私は苦笑いをする。
「ん? でも、病室に来た時に織莉子さんたちと一緒だったよね?」
「ええ。誤爆とはいえ当たってしまったことに変わりなかったから近くにいた美国織莉子達に
謝罪したら、快く許してくれたわ。今度お茶会に誘われたくらいよ」
ほむらさんは髪をファサッとかきあげながらそういう。
「そっか。よかった」
私は安心して紅茶を飲む。
「それで、訊きたいことがあるのだけど」