とりあえず帰ってもらうのも何なので巴さんもお泊まりをすることになった。
「お泊まりなんて久々……着替え持ってきてないのだけど本当にいいの?」
巴さんはそういうが
「別に構わないですよ。少し大き目ですけど……これが合うかと」
私はそういいながら巴さんのサイズに合いそうな服を差し出してから
「とりあえずお風呂貸しますので。着るのはお風呂から上がった後でいいので」
と付け足す。
じゃあ失礼するわね。と巴さんは笑顔でそういいながらお風呂に入るその間夕食を作る。
まだ作ってなかったような気がしたため。
私はそう思って立ち上がりキッチンに移動し冷蔵庫を開ける。
「あんまり入ってない………でも三人分は作れる量はあるし、明日買いに行けばいいか」
独り言を呟きつつカルボナーラの材料とサラダの材料を取り出して冷蔵庫の扉を閉めた。
「あら? 材料を見る限りカルボナーラとサラダね」
お風呂からあがってきたマミさんは覗き込みながらそういうと
「冷蔵庫に入っているものがそれしかなくて……明日は買い物もしなくちゃいけないなぁって
思って……あっ! 服どうですか?」
私は嬉しそうに答えてからマミさんいそう聞くと
「ええ。丁度いいわ。ありがとね。七夕さん」
マミさんはそう言ってニッコリとほほ笑んだ。
「私は料理を作りますから、巴先輩と暁美さんはくつろいでください。何もしなくていい
ですから」
私はそう言ってさっそく料理に取り掛かることにした。
巴マミside
他人に料理を振舞うのは手慣れているのか、自信を持ってそういうため私は、暁美さんの所に行くと
暁美さんはキュゥべえをぐりぐりとさせていた。
「暁美さん……何やっているのかしら?」
「ちょっとイラッと来たので」
私はそう質問すると暁美さんは髪をかきあげながらそういう。
「とにかく、美樹さんと鹿目さんの前ではやらないでね。誤解は解けたとはいえ、まだ警戒
しているのは確かなんだから」
私は座ってからそういうと
「分かったわ。チャンスを潰されてはせっかくの行動が無駄になりかねないものね」
暁美さんはそういう。
暁美さんと親しくなれたのは病院の近くで魔女が生まれた時であった。
その時の私と暁美さんの仲は悪く病院で魔女が生まれる前日には宣戦布告を告げるつもりだったのだけど、その時偶然に通り掛ったのは七夕さんである。
彼女が出てきたところで話もおいおいになり、結界内で暁美さんは忠告してくる。
「この敵は私がやる。貴女は手を引いて」
本当ならここで拘束するつもりだったのだけど、七夕さんのことが頭によぎって
「なら、こうしましょう? 私はここの使い魔を攻撃するから暁美さんは魔女を倒して
くれるなら引き受けてあげてもいいわよ?」
暁美さんの真似で挑発的に言ったのだけど、その回答に驚いたのか暁美さんは目を丸くしてから、少し悩み。
「分かったわ。美樹さやかもいるでしょうから歩きながら私の作戦を聞いてちょうだい」
そういったのである。
それからあの魔女はマトリョーシカみたいなタイプで暁美さんの忠告通りに聞いて美樹さんと鹿目さんの誤解も解けて今に至るというわけ。
もしあの時七夕さんのことがよぎってなかったら暁美さんを拘束していて今頃しんでいたでしょうね。