七夕かなみside
『私が知る全ての魔法少女の固有魔法と固有武器をつかえるようになりたい』
キュゥべえにお願いした内容は前の世界にも同じようなことを願った内容で、こうしないとワルプルギスの夜を救えないと考えた。
コンプレックスである髪がゴールドとシルバーなのを一色にしようかと考えたけど、事情を話せば分かってもらえる友達もいるので髪はゴールドとシルバーのままにしておいた。
自分の魂がソウルジェムに変えられる瞬間は少し痛いぐらいの痛みを味わなければなくて因果律の比例によって魔力が消費しやすくなり、間違えれば最悪の魔女となる。
ソウルジェムを受け取って魔法少女の姿へ変身するのもいいが、慣れないものになるのは魔女によるはじまりでしかない。
それにこのソウルジェムはまだ見せるわけにはいかなかったため指輪にする。
《おめでとう。これで君も魔法少女の仲間入りだ》
そういうキュゥべえに私は頷いておく。
「ありがとう。キュゥべえ。これからよろしくね」
《真実を知りながらお礼を言われたのは君が初めてだよ》
「そうなんだ……」
そりゃあそうだよね。大抵お礼述べないんだし……。
「でも、一応魔法少女にしてくれたからお礼しないのは無礼かなと」
「こいつにお礼をするぐらいなら銃で撃った方がましよ」
私がそういうと暁美さんはそういいながら銃を構えるが、すぐに銃を降ろした。
「私の他にもう一人いるって聞いたけど、その子はお礼をしなかったの?」
《いきなり魔法少女に変身した後、彼女の固有武器である斧を僕にめがけて振りおろして
『あ、ごめん。それ感謝のつもり。で、今から試し切りに付き合って』って言われて、
1000体以上を無駄に潰されたことがあるよ》
「まぁ……真実を知っているからね……私もそうしたくなるのは分かるわ」
キュゥべえに同情するような言い方をしながら落とす巴さん。
「巴さん………同意するわ」
親指を立ててニッコリほほ笑む暁美さん。
なんか前の世界よりキャラが崩壊していませんか?
「じゃあ、キュゥべえ。鹿目さんと美樹さんは、彼女の意思で自ら契約したいと思ったら契約
をしても構わないけどそれ以外は契約違反だからね?」
《きゅっぷい。わかったよかなみ。かなみがいれば、エントロピーの回収にもなるから、
魔法少女の勧誘はしないつもりだったけど……!?》
「どうしたのキュゥべえ? 珍しく驚いているようだけど……?」
巴さんはキュゥべえの顔を覗き込みながら不思議そうに呟いた。
《い、いやなんでもないよ。マミ。じゃあ、僕は他の魔法少女の所に行ってくるから》
そういって慌てて出て行った。
慌てるキュゥべえとか見てみたい。