魔法少女まどか☆マギカ~繰り返される時間~   作:華鳩羽

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白衣を羽織った少女

孤立ってのは慣れている。

一人で昼休み過ごしたり、一人で休み時間過ごしたり、一人で寄り道もせず帰ったり、一人で昼食を摂ったり。

よくあることさ。

 

その一人で食事をする時、相手がいないことをランチメイト症候群というらしい。

私はそれに当てはまる。

 

髪の色の事で馬鹿にされ、イラついたからああいったのに、それでこう孤独になるのは初めてだ。

今までは巴マミが目をキラキラさせながら私に話しかけてくれたのがきっかけ。

きっかけは大抵どうでもいいようになるものだが、私と巴マミが知り合ったきっかけにもなった

ので、日記に記していることもある。

 

「…………」

 

今は屋上にいる。

人の目を気にして食べるのはどうかと思うが、まぁいい。

慣れれば問題ない。

 

「…………」

 

風が気持ちいいな……こういう日は外で散歩やシートを敷いて遠足のように食べるのも悪くない。

まだ、少し肌寒いけど、問題ないかもしれない。

 

「ちょっと」

 

そこで後ろから声を掛けられた。

振り向けば、同じクラスである暁美ほむらが長い髪をなびかせながら明らかに不機嫌そうな顔を

して、

 

「さっきから呼んでいるのに振り向きもしないでどういうつもり?」

 

低いトーンを出しながら苛立ちの声を出し始めた。

 

「魔法少女ならテレパシーで聞こえるはずでしょ?」

 

魔法少女、テレパシー。

この言葉の意味は分かっていた。

でも、何故か私はまず初対面である暁美ほむらに対し何を言うべきかを理解していた。

 

「……? 何を言っているの? それと同じクラスだったよね……確か……?」

 

私は一先ず言ってみた。

演技でわざと見えないように私は困った顔をする。

 

「…っ! ごめんなさい。人違いだったわ。今のは忘れて」

 

暁美ほむらはなにか驚いた顔をしたあと私にそう告げてその場を去っていた。

 

私は暁美ほむらが去った後、左手を見ると指輪はまだ左中指に入れたままである。

一瞬だけなくしたかと思った。

 

放課後。

 

昼休みの終わりにも休み時間にも誰とも会話せず、放課後に一緒に帰ろうという人さえ現れなかった。

初めて一人で帰る道は少し新鮮に見えた。

今までは、巴マミと一緒に帰ったりしてたからね……。

 

裏道を通ると、一人の少し茶髪の少女と出会った。

初めて合う今までに見たことない少女……と思ったけどよく見たら女性っぽいなぁ。

顔立ちは整って髪が長くサイドポニーをしていた。

 

「……? あぁ……裏道通るのね。どうぞ」

 

白衣を羽織ってラフな格好をしている。

 

「? 通らないのかな?」

 

「あっ。いえ、……通ります」

 

再び問いかけられ、私は我に帰り裏道を通った。

 

「ここは危ないからあんまり通らないで」

 

その少女とすれ違いに耳元でそう告げた。




若干シリアスっぽいですね。

誤字脱字や感想があったらお願いします

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