あたしはかなめに苦笑いしながらも
「そ、そうだよね。まどかを迎えに行ってくるよ」
そういうとかなめは頷いて
「私たちは避難所に戻っていろいろとしなければならないことがあるから。終わったら
避難所に来て」
そういって避難所に指定された体育館へと向かっていった。
あたしもまどかの所に向かわなきゃ。
そう思ってまどかの居る所へ向かおうと走り出す直前
「さやかちゃ~~ん!」
おう!? そっちからきたよ。
まどかは、私の近くにつくと息切れをして
「さやかちゃん………よ、よかったぁ……いきなりここに飛ばされて……不安だったから………」
「まどか、とりあえず息を整えて」
息切れしているまどかにあたしはそう言っておく。
少しして呼吸を整えた深呼吸して少しため息をついた。
「何やっているのよ。美樹さやか、鹿目まどか」
ちょうどその時声を掛けてきたのは………だれ?
「あ、名前を言っていなかったわね。初めまして加々美すみれよ」
「あ、どうも……」
この人かなみと瓜二つだなぁ~。声や髪の色が違うけど……。
「来るのが遅いから来てみたの。キリカ達も既にいるから、ちょっと急いだ方がいいかも
知れない。じゃ、それだけだから」
用件だけ伝えてさっさと去る。
性格もかなみと逆みたいだね……。
「加々美さん……だっけ? ちょっと変わった人だね」
すみれさんが見えなくなったあとまどかはそういう。
「あ~同意だわ~。変わっているというか、変人みたいじゃない?」
「言われてみれば……そうかも。あ、待たせているならはやくいこう」
「そうだね」
あたしとまどかは急いで集合場所へと急いで向かった。
宝蔵院こよみside
「いつつ……どういう戦い方をしたら足を……このやり方は私でも試してないわね。
しかも初試しとは……うん、次回はこれをやらないでおこう」
なんて独り言を呟きつつも、ワルプルギスの夜で飛ばされて足を痛めていたため、
回復が癒えるまで、座っていた。
《こよみ。ちょっといいかしら?》
テレパシーでそう聞こえたのはあんみである。
《なんですか? 今足を痛めて動けない状態なんですけど》
《……それはお気の毒ね。私は巴と先に集合場所へ向かうから痛みが消えるまでは
そこで待機すればいいから》
少し呆れるような声で返してくる。
《了解。遅れるって連絡を入れてくれると助かるけど……》
《最初からそのつもりよ。そろそろ圏外だから》
八十住さんはツンデレね。
今、確信に至ったわ。
「固有魔法は同じのようだけど、回復に魔力を使うのは管轄外。というより
下手くそだから痛覚を遮断してみようかな……」
わたしは、また独り言を呟きながら空を見上げて
「ワルプルギスの夜ね……」
そう小さく呟いた。