八十住さんはめんどくさそうに腕を回して軽く舌打ちをした。
「困ったわね……。あいつは嘘をつかないから打ち合わせも全く意味を持たなくなったわ」
そう言ったのはほむらちゃんである。
打ち合わせっていうのは、私たち九人でかなみちゃんが去った後の魔女退治の話しあいをするということだった。
だけど、私たちが普通の人間に戻ったならその打ち合わせをする意味をなくしてしまったのである。
「となると……次はどうやって元の時間軸に戻るかだよね~。かなみが持っている宝石も
ここにはないみたいだしさぁ~」
さやかちゃんはやれやれといいたげにそういう。
そういえば、どうやって元の戻るかなんて考えてなかった……。
みんなが悩んでいると
「こんなところで、まだ集まっていたのね」
そう言ってきたのはここへ来る前にあった加々美すみれさんである。
服装は魔法少女のまま。
「服装から見て全員魔法少女ではなくなったようね」
加々美さんはそういう。
「何をいいだすんだい?」
キリカさんはそう聞いてくる。
「貴方達の服装は外見からみたらコスプレしか見えないわよ」
やれやれと呆れた風にいう加々美さん。
「それなら、お前も一緒じゃねえか」
杏子ちゃんは加々美さんの服装をさしながらいうと、加々美さんは変身を解除して、ソウルジェムを私たちに見せた。
加々美さんおソウルジェムの色は灰色に近い色をしていた。
「ソウルジェムがある位置ぐらいしっているわよね? それをみれば一瞬でわかると
思うのだけど」
そう言われて、加々美さん以外は全員ソウルジェムがある場所をみた。
なかった。
ソウルジェムはどこにもなかった。
わたしの首の近くにあったソウルジェムも織莉子さんのも、みんなのもどこにもなかった。
「そこで全員の共通点は、何故私がソウルジェムを所持してあるかということ。
私は別の時間軸。こことは全く違った並行世界からきた魔法少女だからよ」
私たちが疑問を言う前にそう加々美さんは答えた。
呉キリカside
「こことは違う並行世界?」
織莉子の質問にすみれは頷いてから
「そう。私がここに来ることが出来たのは別の並行世界で契約を交わした魔法少女
だから」
そういう。
「それなら暁美ほむらは無関係に入るんじゃないのかい?」
あたしはそういうとすみれは大きくため息をついた。
「じゃあ質問をするわ。暁美ほむら、貴女の固有武器は何だった?」
すみれは視線をほむらに向けながらそういうと
「弓よ? それが……っ!!」
ほむらは何かを思い出したのかすみれを見つめ返す。
「七夕かなみにあった記憶はこの時間軸の記憶を共有しているならすぐわかることよ?
暁美ほむらが本来所有していた武器は本物の拳銃だってことが」