見滝原中学に転校してから一週間経過したある日。
今だに私は友達と作れないでいた。
別にいいし、気にしてない。
授業の内容は復習かと思えば当てられても楽々と答えられるし、成績は志筑仁美と暁美ほむらに並んで上位をキープしている。それゆえに、私を気に食わない生徒が出ている。
昨日は、その関係で屋上に呼び出され、いい気になるなよと言われても
「貴女たちが勉強すればいいだけの話じゃない。予習、復習を繰り返すことで成績は上位になるの
は、あたり前。転校してきて「いい気になるな」とか「気に食わない」と思っていればその考え を、やめればいいじゃない。自分より上の奴か気に入らなければ乗り越えればいいだけのことだ し」
と返している。
いじめにあった場合は、脅迫じゃないけど忠告しているので、あれから二週間経過した今現在は
いじめやら陰口をいう人など一人もいなくなる。
んで、放課後。
偶然寄った総合病院で不審なものを見かけた。
グリーフシード。
最初の方、キュゥべえと初めて接触したときに背中の穴(?)によってみたことがある。
私は周りの様子を見てから侵入方法はキュゥべえに教わったので入ることにした。
魔女の結界は病院の柱に取り付けられていたからなのか、薬剤や看護師っぽいものまである。
以前にキュゥべえから聞いた使い魔と呼ばれる個体は一般人を襲うと聞いたことがあるが、この使い魔は私が来たことに驚き逃げている。
怯えられるような行動をしたつもりはないが……。
しばらく歩いて最終場所までたどり着いた。
魔法少女の証であるソウルジェムは持っているが変身の仕方なんて知らないため、見守るしか出来ない。
私の直感では、これを早めに倒さなければ巴マミが魔女によって殺られて死んでいまうのではないかと思っていた。
嫌な予感しかしない。
魔女は孵化直前。しばらく様子を見ていると
「ん? 七夕さん?」
後ろから声を掛けられ振り向くと美樹さやかと肩に乗っているキュゥべえが現れた。
「……? 誰だっけ?」
「あぁ~。同じクラスの美樹さやかちゃんだよ!」
明るいな……。
最初のころとあんまり変わってないような気がする。
「よろしく美樹さやかさん。所で……ここどこなの?」
「え? あ、いや~……そのー」
私の質問に美樹さやかは困っている。
一応知らないふりをしておこう。
初めて入るのは事実だし、知らないとだけ告げてもおかしいわけじゃない。
《ここは魔女の結界だよ》
美樹さやかが質問をためらっていると肩に乗っていたキュゥべえは一旦降りてからそう答えた。
「魔女……? そうなんだ……」
《驚かないんだね。大抵の子は驚くけど。みたことあるのかい?》
キュゥべえがそう不思議そうに言う。
「病院暮らしで、そういう話を遠くから聞いただけだよ。それよりも電池なのこれ?」
《僕はちゃんとした生き物だよ》
一応持ち上げてみる。
電池を入れる場所を探すが触り心地が気持ち悪いので、すぐ離した。
「触り心地は良くないね……」
私はそういうと
《そうかな? 確かにマミにもそう言われたことはあったけど……》
キュゥべえは無表情のままそういう。
「魔女……」
そう呟くと
『キュゥべえ。状況は?』
「わぁあぁ!?」
頭の中に直接響いてくる感じがして思わず声が出た。
『マミ、急がなくていいから静かに来てくれると助かるよ』
『さやかちゃん!? 大丈夫!?」
『大丈夫大丈夫。あとマミさん。うちのクラスの子も巻き込まれたみたいで……』
『そうなの? 分ったわ』
「今のなに……?」
さすがにあれはわからない。
経験したことすらないからね。
長くなりそうなのでここでやめておきます。
誤字脱字や感想があったらお願いします。
追記
2・21 誤字修正と文章の追加とサブタイトル追加
あと、キュゥべえが結界に入れる方法を知っているという独自解釈です