「それってどういう意味よ?」
そこで今まで黙っていた美樹が質問してくる。
「そのままの意味よ。かなみがあの時に巴マミと暁美ほむらと話していなかったら、
暁美ほむらを信用してない巴マミは拘束魔法を起こした後、鹿目まどかが契約すると
持ち上げられ、もう何も怖くないと気分が上がったマミは、いつもどおりに魔女を
倒すけれど、第二形態に変形した魔女に頭を食べられてそのままお陀仏になり、
巴マミが死んだ所で、拘束が解けた暁美ほむらが駆けつけるものの、その事実を
見ていない美樹さやかが、『あんたがマミさんを殺したんだ』というし、さらに状況が
悪化すれば、魔女になりかけないし、魔女になった美樹さやかを救うべく、佐倉杏子は
説得するけど、結局は『一人ぼっちは寂しいもんな』とか言って一緒に死ぬパターンで
暁美ほむら一人がワルプルギスに対抗するしかなくなるということよ」
あたしは長い説明と余計なことを言ったことを後悔し軽く舌打ちをした。
それを知ってか知らずか、かなみは付け足すように
「その不幸の連鎖は一つの失敗で大きく及ぼすんだよ。私はその負の連鎖を
断ち切るように、マミとほむらに話しかけたにしか過ぎないからね。
あと、ちゃんと手を動かしてね」
かなみにそう言われてさっきまであたしと佐倉とかなみと八十住以外は全員手の動きを始めた。
七夕かなみside
「じゃあ、あの時にマミさんがほむらちゃんと手を組んだのは……かなみちゃんが説得
したってことなの?」
まどかはそういいながらノートを写しながらそういうため私は頷きながら
「そうだね。そこで出会わなかった、すみれが言ったとおりになるよ。どこに私の介入が
あろうとも断ち切るには無理があるから」
「そりゃあ、なんでさ?」
杏子はそう聞いてきた。
「さやかの思いこみだよ。さやかは思い込みが激しいみたいだから、いくら
ほむらが助けようとしたって、『ほむらは、マミさんを殺した』という前提があるから
崩れ去れないの。だから、仁美から『上条恭介くんのことをお慕いしていましたの』
という忠告がソウルジェムの秘密を知った上でなると。『あたしはゾンビだから』という
思い込みで告白が出来ず、幼馴染とられて自棄になり魔女になるパターンが
おおむね考えられる光景だし」
わたしはそういうと、さやかはがくっと前倒になる。
「あはは……たしかにあたしならそうしてたかも……」
とさやかはそういいつつ書くのに集中する。
「でも、それがどうして、私と暁美さんの話し合いで崩れるのかしら?」