巴マミside
穂波小織は『使い魔改』を倒していく度に不機嫌になっていた。
最初は見かけたら様子をうかがってからの攻撃だったのに、今では目があった瞬間に倒していくというスタンスをとっていた。
それからしばらくして、休憩場所的な所があった。
「この実験場には、必ず休憩場所があるんだよ」
「それはどうして?」
この空間が初めてで一週間ばかり眠りに落ちていたことを説明していたので、穂波さんはそう教えると、当然初めてである私達は質問をした。
「……次からはこの実験を作り出した、精神的にくる場所だからだよ。ここで一旦精神を落ち着かせろ。そういいたいんだよ。それがこの実験を作り出した彼女らのご厚意さ」
ご厚意。
無意識に生み出して本人も知らないのに無意識のうちに生み出した『魔女空間改』の休憩室。
さっきまで不機嫌だった穂波さんもここでは冷静で落ち着いていた。
「ここで、残りの6人を待つのさ。どんな人たちなのか私は楽しみだね」
そのうちの四人とは知り合いですと言おうかとしたら
「長い間魔法少女……をやっているけど、貴女を見かけなかったけれど」
八十住さんは穂波さんにそういうと穂波さんは首を少し傾げながら
「長い間……? ! アンタ、もしかして魔法少女歴14年目の人なのかい?」
「ええ……もう少女って呼べる歳じゃないけれど」
そう聞いて穂波さんは少し驚きながらいきなり八十住さんの手を握って
「噂では聞いていたけど、お目に掛れて嬉しいよ! ってことは、さっきから無口でこけてばかりいる君が11年目の子だね?」
穂波さんは嬉しそうに宝蔵院さんにそういうと宝蔵院さんは頷いた
「嬉しいねぇ! まさかここで出くわすとは思わなかったよ! 八十住さんと宝蔵院さん……だっけか? まだお礼をしていなかったから君たちに出会えてうれしいよ!」
穂波さんは嬉しそうに笑いながら八十住さんと宝蔵院さんの手をぶんぶん振ってからそういった。
「そんなに有名なのか?」
佐倉さんは穂波さんにそういうと穂波さんは少し輝いてから
「魔法少女の中じゃ有名中の有名さ! 魔法少女は生存率が低いのは君たちも知っているだろう? その中でも10年以上魔法少女という子は滅多にいなんだよ。長くて3年。早くて1日で終える魔法少女もいるんだよ? それを14年と11年というのは珍しい類さ。まぁ、いわゆる都市伝説的な感じだよ」
穂波さんは嬉しそうに解説した
確かに大人になった魔法少女という話を聞いたことがない。
「ってちょっとまって……魔法少女になって1日で終えるってどういうことなの?」
そこで暁美さんは、いまだに続いている穂波さんの解説に割り込んでそういうと
「ん? 知らないのかい? これも魔法少女の中じゃ知る人ぞ知る話だよ。というあたしも噂でしか聞いたことがないから真実は不明だけどさ。とある一人の女の子がキュゥべえと契約したらしいんだけど、その願い事があっけなく壊れて翌日魔女化したという話さ。願い事がなんなのかは噂によってバラバラだからどっちが本当かって問われても分からないし、もしかしたら噂が盛大なって一日で魔女化したという噂まであるからね」
「その話なら私も知っているわ」
そう後ろから聞こえたのは美国さんであった。