長谷部かなみside
かなみんと出会ったのは奇跡としかいいようがない。
巴とは中学が同じらしく私に結構似ていたことから、間違えたらしくそこからかなみんと私が偶然居合わせた所で名前を言えば、下の名前も同じときて髪の色も目の色も似ているから、ここで会う場合は加波かかなみんと別称のようになっている。
性格は正反対だが、良い印象を与える。
「加波さんはいつからこの見滝原中へ通ってたんですか?」
巴はそういうと
「さ、……一週間前よ。本当は三年の教室に入る予定だったのだけれど、変更で二年に
いるの。誰にも言っていないからモエさんと長谷部さんと私の三人だけの秘密ね?」
「! 誰にもってことは……あの人達にも言ってないんですよね?」
巴がいうあの人達というのは、かつて巴を死なせようとした集団らしく、かなみんから詳しく聞けば、魔法少女ってのに関係しているらしい。
「ええ。私も戦力としては認めているけれど仲間としては認めていないから……でもその
人達のなかでももっとも信用しているのが、私の義姉妹なのだけれど……」
ここで少しばかり悲しい顔をするかなみん。
「そ、そうなんですか……。私も加波さんの姉妹に会いたいです! 長谷部さんもですよね?」
巴は明るい顔をしてからそういう聞いてきた。
「そうだね。一度だけ会ってみたいかもねぇ?」
私は口元をにやつかせながらいうとかなみんは少し驚いて
「分かった。今時間空いているか聞いてくるね?」
かなみんはそういって携帯を取り出し電話をし始めた。
それから数十分してインターホンが鳴った。
「ここが、暁美巴の部屋……ね?」
「良い部屋だ……ね?」
現れたのはサイドポニーテールをしている茶髪の女性といたるところに絆創膏を貼っている黒髪よりの少女だった。
「初めまして、八十住あんみよ。こっちは宝蔵院こよみ」
八十住さんと呼ばれる女性と宝蔵院と呼ばれる少女は近くに座ってから代表者であるかのように八十住さんはそういった。
「暁美巴です……モエかマリモって呼んでください」
「長谷部かなみだ。よろしく二人とも」
私と巴は交互に自己紹介したあと二人に握手を交わした。
「こちらこそよろしく。でも、本当に七夕と似ているのね……」
八十住さんは私の顔を見ながら驚きを隠せきれなかった。
まぁ、髪の色、目の色、身長と顔まで似ているんだし仕方ないけどさ
「生き別れ………の、双子みたい………だね?」
宝蔵院さんの喋りは、癖のようなものらしく、普通に言うと噛んでしまうらしいく。ドジっ子属性の持ち主だと八十住さんの前置きである。
「生き別れの双子ですかぁ……そしたらどっちがお姉さんなのでしょうか?」
巴はそういうので私は考える前にかなみんは
「長谷部さんが妹で私が姉じゃないかしら?」
と言ってきた。
そう言われて私は何故か自然と納得してしまう。
「ああ……たしかにそうかもね」
そう呟いてしまうしかない。