長谷部かなみside
かなみんが双子の姉だとわかったのは、暁美巴がかなみんを紹介する七日前であった。
その時、かんみんは両親を殺した罪で無期懲役の刑に処せられていて、精神的にもやばかったらしく、安定するまで入院と精神が落ち着いてなおかつ反省していれば、出所&退院のかなみんとテレビもほとんど見ない私が、出所したのと長期入院でようやく退院を告げられいて病院からほぼ同時に出た時のことだった。
たまたま偶然にも同じタイミングで病院から出たのと不思議なくらいであって、声を掛ける前にかなみんは足早に去っていていく。
その時私は、かなみんが両親を殺していたことすら知らなかったので、似た髪と目の色をしているというだけで興味本位に後を付けたら、謝罪していた。
なんで謝罪なんかしているんだろう? って最初は思った。
それからしばらくして、私に気付いたのかいきなり後ろを振り向いた。
「……誰かいる?」
そう言われて私は姿を現した。
「! っ……。あ、貴女は……何者?」
驚愕した後、しばらく考えてからのその質問。
「いや……髪の色とか目の色とか容姿とか似ていたから何となく追いかけただけなんだけど……なんかまずかった?」
本音をぶちまける。
性格も似ているのかなと思ったけど、全然似ていない。
さっきからイラついているのか私の方にだんだん近寄ってきているんだよね。
その度、一歩ずつ下がっているんだけど……
「そうなの。確かに髪の色や目の色、容姿も似ているわね。性格は不一致のようだけれど……まぁいいか。家族はいる?」
「いないけど……」
施設に預けられてからしばらくの間はそこで暮らしていたが、バイトで住み込みのアパートに現在住んでの入院である。
入院するような患者は置いておけないという理不尽な理由でアパートは追い出されて、正直いって帰るとこがなかった。
「じゃあ、私の家に来る? 一人暮らしにしては部屋が有り余っているから」
そして数分して、私はリビングに置いてあるソファに座っていた。
大人数で座れるようなソファで、一人にしては有り余る広さと部屋の数で二階もある。
「紅茶はパックしかないけれど、ミルクティー、レモンティー、アップルティーの三つどれがいい?」
「アップルティーで……」
ソファの近くに置いてある半透明の四角いテーブルには既に近くのコンビニで買ってきたのか、ミニケーキが6つ用意されていてどれも味が異なっていた。
「テーブルに置いてあるケーキのうち三つ好きなのを選んで食べていいから」
残りの三つはと訊こうとしたけれど、
「残りは私が食べるから」
という付け足しを言われて、納得してしまう。
それからさらに数分してカップ二つとポット一つを持ってリビングに戻ってきたその人はアップルティーが入ったのを私の傍において、向かいにその人が座ってから
「ケーキ、選ばなかったの?」