こっちのほうが魔法少女長いのに、彼女はやけに態度がでかい上に上から目線である。
「アンタが魔法少女の中で“結構な”魔法少女だってことも、知る人ぞ知る八十住あんみだってことも理解できている。ただ、あたしがアンタを気に食わないのは、「私は長年も魔法少女やっているのよ」という態度とその他もろもろ。はっきりいって見ててイライラするの」
彼女は私を睨みつけながらそういう。
「でも一度だけアナタに歓心をしたのは、アナタが七夕かなみに対してのみでかい態度をとらなかったこと。あの子の願った奇跡とそれに見合った絶望と希望を両方兼ね備えている。アナタや宝蔵院こよみのようにでかい態度は決してとらず、病棟に接してくれているの。相談にものってくれるし最高の人だわ。七夕かなみを侮辱したものは、世界中にいる魔法少女を敵に回すようなものなのだから」
そういいながら彼女は私が入れたココアを一気に飲んだ。
「……七夕を侮辱したものは世界中にいる魔法少女を敵に回すなんて……初めて知ったけれど」
私はそういうと彼女は眼を丸くしてからココアのおかわりを要求する。
「え? 何? そんなのことも知らなかったわけ? 噂には耳にしたことあるでしょ?」
「噂って……何の?」
私はココアを入れなおして彼女に渡してからそういうと彼女は呆れたように溜息をついた。
「信じられない。長年魔法少女やっていながらそんな噂も知らないわけ? 三日前から結構噂は広がっているんだけど?」
彼女はそういいながらココアを一口飲んだ。
また三日前……。
彼女が持っているビー玉状の宝石を触れて三日間寝ている間に七夕は一体何をしたっていうの?
そんな考えを振り払って、彼女に三日前の出来事を詳しくいうと彼女は驚愕しながらしばらく黙ってから
「ビー玉状の宝石に触れたら別の並行世界に移動していて起きたら三日後だったぁ? 私も七夕かなみに見せてもらったことはあったし触れたこともあったけれど気絶なんてことはなかったわよ」
信じられないというような声をしていた。
「ちなみにアンタだけ? それとも何人かいた?」
そう聞いてきたため、私は、暁美ほむら、鹿目まどか、美樹さやか、佐倉杏子、巴マミ、呉キリカ、美国織莉子、宝蔵院こよみがいたことを話すと
「……ふざけてる?」
「ふざけてはいないわ」
彼女の言葉を否定すると彼女は
「原因がわかってないのよね? それでその人数って、あんたら初めてあった七夕かなみは一体何だったの?」
質問の意図が全く分からなかった。
「ど、どういう意味よ?」
私はそう返すと彼女は呆れながら
「アンタが初めてあった七夕かなみは、本当に七夕かなみだったって聞いているのよ。彼女は言っていたわ。並行世界で七夕かなみだった名前は最初にいた時間軸とここの時間軸だけだったって。アンタたちが、七夕かなみを追いかけて並行世界に移動したのなら全て納得いくのだけれど?」