魔法少女まどか☆マギカ~繰り返される時間~   作:華鳩羽

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儀式

フォリアスside

 

「ど、どうして貴方が、七夕かなみのソウルジェムを!!」

 

宝蔵院こよみは私を睨みつけるようにそういう。

 

「神楽みかどから取り出した、七夕かなみ……いや元インキュベーターの魂を抜きとっただけよ? ねえ、キュゥベエ?」

 

《たしかに精神疾患で追放されたはずのインキュベーターが存在するのがそんなに

 おかしいことなのかい? 君たちは、僕たちを嫌っているから別に必要ないはずだよ?》

 

相変わらずむかつく言葉しか言わないキュゥベエでも、今はそれが正論なのだから咎めやしないけど……

 

「元、インキュベーター……!?」

 

宝蔵院こよみは、ありえないそんなのは存在しないという顔をしている。

 

「信じられない? そこでいまだに倒れている八十住あんみにきけばいいじゃない。答えは同じでしょうけど……」

 

あたしは八十住あんみをちらりとみたあとそう言った。

 

あたしの前には影ができている。

日が昇ってきたか……

 

「それじゃあね。宝蔵院こよみ、八十住あんみ。他の魔法少女からちゃんと理由をいいなさいよ?」

 

あたしはそういってその場を去った。

 

 

キュゥベエside

 

フォリアスについていくように指示された僕は、彼女が住んでいるという廃屋があった。

どうやら、ここをねぐらとして使っているようだ。

 

彼女は、ソウルジェムを置いて

 

「キュゥベエ、同じ個体なのだから、身体の復元はどうにか出来ない? 仮にも、暁美ほむら達を魔法少女にしたのはこの子だもの。……それにあたしも」

 

《それを僕にきいてどうするんだい? 何の解決策が浮かばないかもしれないよ?》

 

「それでも。なの。浮かばなくてもいい。方法があるなら知りたいだけ」

 

《やれやれ、方法ならあるよ。まず僕にそのソウルジェムを渡してくれるかい?》

 

彼女は言うとおりにゴールドとシルバーが混じったソウルジェムを僕に渡した。

それを僕は背中に入れる。

 

「きゅっぷい」

 

『インキュベーター099.インキュベーター001の回収を確認』

 

《個体を失っているインキュベーターだけど、復元は可能かい?》

 

『………可能。場所は、インキュベーター099の場所に転送する、記憶共有をしますか?』

 

《きゅっぷい》

 

《099.001の記憶共有はあれは精神疾患だぞ?》

 

《僕だけ共有でいいよ。そのかわり強度を上げてくれると助かるよ》

 

《了解。099はいい成績だからな。功績だけは与えてやるぜ》

 

『転送を開始します。到着は地球現地時間の432時間後です』

 

「……どう?」

 

フォリアスは不安な声でたずねてくる。

 

《きゅっぷい。17日後にはここに転送されるそれまで、今まで人間だった七夕かなみの

 記憶は消させてもらうよ?》

 

「ええ」

 




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