魔法少女まどか☆マギカ~繰り返される時間~   作:華鳩羽

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素質のガタ落ちってあるのかな?

《やあ、お帰り七夕かなみ》

 

家に着いて玄関を開けるや否や、さっきまで巴マミの肩に乗っていたキュゥべえが何故か

私の家に不法侵入している。

 

「……な、なに?」

 

《君は……》

 

キュゥべえが話しているのにも関わらず身体が薄れて見えなくなってしまった。

 

「? 消えた? なんだったんだろ……」

 

私はそう思いつつ玄関口を通り過ぎ自室に行き鍵を掛けてから椅子に座った。

 

「ノートなんか追加されてないかな……?」

 

退院したときに見かけたノート

これをやらないと病院スタートとなってしまう。

それはもう懲り懲り。

 

[仲良くなった友達でも遊びに行かないで欲しい]

 

二つ目に書かれてあった文字の下にそう書かれてあった。

 

あそこで断って正解だったのかぁ……孤独のまま生きろという意味なんだろうか?

いつの間に書かれているのか不思議な気分になる。

私の字だけど、書いた覚えもない。

 

「困ったなぁ……。次は[友達でも仲良くしないで欲しい]……孤独しかないじゃない」

 

その次はなかったので二つだけ。

明日も頑張ろう。

 

翌朝

学校に着くと美樹さやかと鹿目まどかが話しかけてきた。

 

「おはよー! かなみ」

 

「おはよう! かなみちゃん」

 

「……おはよう。美樹さやか、鹿目まどか」

 

仲良くするなってことだし冷たく態度をとる

 

「私はさやかでいいよ!」

 

「わたしもまどかって呼んで欲しいなって……」

 

冷たい態度とは気にせずに話しかける美樹さやかと鹿目まどか

 

「習慣付けされているから今更変えるのは無理よ」

 

私はそう言って自分の席に座る。

 

「ちょっと、何さその態度」

 

美樹さやかは少し怒りを交えながらそう言うと。

 

「頭痛がひどいからあまり話しかけてこないでって言っているの。わからないの?」

 

私はそう話しておいた。

 

 

暁美ほむらside

 

この時間軸で初めてのイレギュラーと出会った。

七夕かなみ。

転校初日に魔法少女の証である指輪をしていたことから魔法少女だとは思ったけど

一週間近く経って、一人で屋上で昼食を摂っているのを確認しテレパシーで呼びかけるが

反応なし。

 

再び指輪を見たらないことに気づき勘違いだったはず。

 

その日の放課後、巴マミが殺られるお菓子の魔女に同行させるよう願い出たが、拘束魔法で

自由を奪われ、動こうにも動けない状態だった。

 

しかし、それから数分後まどかと巴マミだけが戻ってきた。

 

「魔女を倒したのかしら?」

 

「見てわかるでしょ、魔女はまだ倒してないのよ。キュゥべえから急にテレパシーが来て、

 鹿目さんと同じクラスの七夕さん……だったかしら? あの子に暁美さんと同行してとお願い

 されたのよ。何でもここの魔女と相性が最悪だからってね」

 

「!?」

 

巴マミの言葉を訊いて耳を疑ってしまった。

 

「七夕さんが言ってたの。『私は人を間近で死ぬのは見たくありません』って、あんな動揺して

 いるのも見てもられなかったの」

 

まどかはそう告げる。

 

七夕かなみは魔法少女じゃないのに切羽詰まっている。

過去に何かあったのかしら?

 

彼女のお陰で魔女は倒せた。

巴マミ……巴さんと一緒に魔女退治してくれることまで結んでくれた。

たが七夕かなみは、他人と深く関わろうとしない。

 

今日教室に来てみればさやかやまどかにきつくあたっているのを見かけた。

まどかの肩にキュゥべえが乗っているのにも関わらず気づいていないのか視線すら合わせない。

 

《まいったね。昨日まで魔法少女の素質は地球をまるごと破壊できる威力はあったけど、

 今は魔法少女の素質は僕さえ見えなくなっている。わけがわからないよ》

 

キュゥべえは私の質問にそう答えていた。

 

一体どういうことなの?




ほむら視点を加えてみました。

誤字脱字や感想があったらお願いします。

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