七夕かなみside
朝、目覚めるとともに抱きつかれた。
「かなみ! 目が覚めてよかったよ!」
呉キリカである。
「………ごめん。誰だっけ?」
呉キリカなのは解る。声で判別できたからね。
姿を見れば髪は長くなり制服は美国織莉子が通っている学校の制服へと早変わり。
ここはどういう世界かな?
「あ、あれ? 忘れたのかい? 髪を伸ばしてみたらって提案したのはかなみ自信だし、
織莉子と一緒にいたいなら同じ学校に通えばいいっていったのもかなみじゃないか」
「そうだったね。ごめん。忘れてたよ」
「まぁ仕方ないよね。二年前から事故で入院して植物状態だったって聞いたからね」
また事故か。
ここの私はどれだけ事故に合う確率が高いんだよ。
暁美ほむらside
キュゥべえに頼んでかなみがいる世界へと移動したが気づいたら病院で美国織莉子と隣で歩いて
いた。
「どうしたの? 暁美さん。敵対する必要はないけど……途中で巴さんが美樹さんと鹿目さん
それに佐倉さんを連れてかなみさんの見舞いをする約束をしてたでしょ?」
美国織莉子はそういう。
こいつと私はどういう関係なのかしら?
「ワルプルギスの夜は……どうなったのかしら?」
「ワルプルギスの夜? 一年前に暁美さんを先頭に倒したじゃない。そのあと私たちが鹿目さん
たちに謝ったのは……見てなかったわね。貴女鹿目さんを抱いて泣いていたもの」
ワルプルギスの夜が過ぎている別世界ということかしら……?
よく解らない世界ね。
美樹さやかside
キュゥべえに交渉した結果
《仕方ない。それなら『魔法少女とそれを知る仲間と友人だけは名前呼びでもいい』ことにし
よう。君たちはわがままだね。織莉子達と同じ条件をだしてくるなんてさ》
ということになっているんだけど……。
ここのあたしの記憶じゃマミさんの迎えを待っているということになっているらしい。
「美樹さんお待たせ。さ、行きましょうか」
マミさんの隣にはまどかと杏子がいる。
「マミさん。これからどこに行くんですか?」
あたしはそう聞くと
「かなみが入院している病院だとよ。この世界はなんでもワルプルギスの夜を退治した世界で
キュゥべえが言っていた織莉子とキリカもこの世界に来ているらしい。ほむらは
織莉子と先に言っているということだ」
マミさんの変わりに杏子が答える。
「なんでかなみが入院してるの?」
あたしはそれが不思議で訊いてみると
「それがよくわかってないみたい。この世界で思い出せるのはかなみちゃんが入院している
ことと、お見舞いに行くってだけ。この世界の昨日のことを思い出せるのは無理みたい」
まどかは困ったなぁという顔をしてからそう答えた。
あたしも頑張って思い出そうとしたけどうやむやでわかんなかった。
まどかと杏子が空気扱いなので
喋らせます。
マミさんも喋らせますよ!
追記
2・21 文章を少し変更