魔法少女まどか☆マギカ~繰り返される時間~   作:華鳩羽

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明らかに不憫だ

七夕かなみside

 

こう大勢いると病室が騒がれないか心配になるが、ここは個室でなおかつ料金高めの部屋ということを呉キリカが話しているため、私の家はどのくらい名家だったのだろうと思わせる。

 

さらに話しを聞けば、両親は三年前に他界。

私だけ生き残っているという状況らしい。

まったく……どんだけだ……。

それから全員が急に黙りだすため焦る。

急に黙らないでくれ……

 

「えっと……呉キリカ。うさぎりんごを皆に分けていいかな?」

 

私はそういうと

 

「! あ、そうだね! じゃあ作るから待っててよ」

 

呉キリカは驚きつつも張り切ってりんごうさぎを作り始めた。

 

「あ、私も手伝うよ……っ!」

 

鹿目まどかも一人じゃ大変だろうと思ったのか呉キリカの近くによって手伝った。

りんごうさぎが全員分完成するのに数分の間、私と美国織莉子、暁美ほむらで話しをすることに

なった。

巴マミと美樹さやかと佐倉杏子はジュースを買いに病室に一旦出た。

 

「ふふ、それにしても元気で良かったわ。昨日も心配でお見舞いに行ったのだけど、

 まだ寝てたから……」

 

「そうなの?」

 

「ええ」

 

美国織莉子の会話だとそういうことになっているらしい。

私がここに来たのは夜8時頃だったし見なかった。

それでこの置き土産なのかな……。

ほかに誰がおいているか見てみよう。

 

「かなみはもう具合は大丈夫?」

 

暁美ほむらがそう聞いてきた。

 

「うん。大丈夫だよ。ごめんね暁美ほむら」

 

「? どうして謝るのかしら?」

 

「何となく……だよ」

 

「そう……」

 

その後巴マミと美樹さやかと佐倉杏子には両手いっぱいのジュースの缶があった。

 

「好きなもの聞くの忘れちゃって、別の種類の缶を買ってきたわ」

 

巴マミは少し汗をかいていた。

私は適当に炭酸飲料をとろうかとしたとき

 

「あ! 七夕さん! 炭酸飲料を飲んだら駄目ですよ!」

 

様子を見に来た看護師に止められた。

 

「胃の動きとかが正常に動いているか確かめないといけないの。ほら、すぐ吐き出すから。

 あと……検査があるから他の方は帰ってください。終わるのは夜頃ですから」

といって暁美ほむら達を追い出すと病室の扉をピシャリと閉め鍵を掛けた。

 

「………さぁって、七夕さん。貴女って本当に渋といわね」

 

この看護師は嫌な気配しかしなかった。

 

「な、何がですか?」

 

「とぼけるんじゃないわよ? 貴女、今から死ぬの。そうすれば別の世界なんか来たりしないわよ  ね?」

 

さっきまで高い声を出していた看護師はまるで本性を表したかのようにドスの聞いた低い声を出し、ポケットに隠していただろうナイフを取り出した。

 

「……っ!」

 

「さぁ! 死んでもらうわよ!」

 

動こうと思ったがいつの間にか鎖に繋がれて身動きが取れない……。

 

「い、いや! いや! 来ないで!!」

 

私はそう叫んで咄嗟に目を閉じた。

 




あーグロイ。
なにこれ……。
大丈夫、うん。過激なシーンだから……。

ちなみに植物状態が治って炭酸飲料が飲めないかは知りません。

追記
2・21 文章追加と誤字修正
2・23 文章の変更
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