魔法少女まどか☆マギカ~繰り返される時間~   作:華鳩羽

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笑顔だけを守る

私は呉キリカが倒している看護師の背中に憑いている(?)化物に少し恐怖を覚えた。

魔法少女というものは実際、どういうものか想像していなかった。

私がキュゥべえから訊いただけの魔法少女と魔女の関連性を頼りにシステムを覆したに過ぎない。

実際に戦うという疑問はなかったわけではなかった。ただ、魔法少女になるのはシステムと

その結果がわかった時だけと決めていた。

結果、最初の方は魔法少女という奇跡だけを利用した悪用が増えはじめ、実際に困っている人

のことを考えていなかっただけで、一人の少女が悩みを打ち明けなければ悲劇はさらに増加

していた。

 

魔法少女というものを見学しなかったのは一般市民である私がいても邪魔だけだと思ったから。

でも、それは邪魔になるだけという表の考えと、参加しても無意味な自分が惨めなのを見たくない

という裏の考えがあったからも知れない。

 

だから私は、この看護師に狙われたのだと思った。

 

「七夕さん……大丈夫?」

 

しばらく思考を巡らせていた私に巴マミは心配そうに聞いてくる。

 

「大丈夫……。ごめん」

 

私はそう言って、目を閉じて眠りについてしまった。

 

 

目を覚ましたのは、それから丸二日だった。

いつの間にか二日も経ったのかと思うと、少し気が重い。

 

現在の時刻は7時過ぎ。

カレンダーの日付はバツ印が二個追加されただけという状態だ。

よくよく見れば、今日は退院日である。

午前中に退院しなければあとから入院してくる患者に迷惑がかかる。

というか、個室は高いから別に迷惑でも何でもないだろうが、退院日は退院日だ。

仕方ない。

 

取りあえず荷物を纏めていると、

 

「かなみー! 起きたのかい!?」

 

そういうのは呉キリカである。

しかも抱きつかれた。

 

「そうだよ。今日は退院日だし手伝ってくれないかな?」

 

「かなみの頼みならやるしかないね!」

 

呉キリカは満面の笑みでそう答えた。

その後巴マミ達と合流し、荷物をまとめるのを手伝ってくれた。

 

「この花……どうしようかしら?」

 

巴マミは周りにある花の数を見ながら言う。

 

「持って帰ってもしょうがないし、良かったら巴マミ達が持って帰ってくれると嬉しいかなって」

 

私はそういうと

 

「じゃあ遠慮なく!」

 

美樹さやかは、本当に遠慮なしに花を大量に持って帰ろうとする。

 

「均等に持って帰ってね……?」

 

私は笑顔でそう言った。

 

そして病室から出る最中に巴マミ達は終始笑顔だったのはいいことだ。

あの、看護師どうなったのかな? 

気になるけど、聞くのは言いにくいし、言える雰囲気でもないからね。

 

今はこの笑顔だけを見ていこう




昨日投稿し忘れていた分です。

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