魔法少女になったかなみ
七夕かなみside
何かリビングが煩く感じる。
煩いのに、何だか懐かしいような……そうでないような気分にもなる。
なんでだろう……不思議な気分にさせられるけど、懐かしく感じるのは……。
《目が覚めたのかい? かなみ?》
そういえば、みんなが出て行った後キュゥべえが、視えるようになったんだけ……?
取りあえず小さく頷いて
「……誰?」
と聞いた。
一応こっちでは初対面だから。
《ぼくの名前はキュゥべえ。君は魔法少女になる素質を持っているね。だから僕と契約して
魔法少女になって欲しいんだ》
「魔法……少女?」
《そうだよ! どんな願いだって構わない。君なら地球を改変することも可能だろうね》
魔法少女のなれはてというか、穢れが貯まると魔女になるシステムは理解していた。
でも、システムを変えることを願えば概念化となるだろうし、
私の事を覚えている人なんていない。
となると……重要なのは
「私は―――――――」
《……契約は成立だ。さぁ受け取るといい。それが君の運命だ》
これ以上、巴マミたちに迷惑を掛けるわけには行かなかった。
私はとある願い事をキュゥべえにお願いして
意識が徐々に薄れていき……
意識を失った。
目を覚ますと、また病室であった。
「病院からスタートは……いい加減にして欲しい」
ちなみに願い事は今は言えない。
時間遡行関連の願いごとでもないので、病院スタートがいいのだろう。
「ソウルジェムは……ある。でもこの形はソウルジェムの新しいバージョン……」
でも、これで繰り返さない。
繰り返しはここで終わり
ここからあのズレを修正しなければならない。
ごめんね、みんな……。
病室は特にすることないが、今の私がどうなっているか知りたい。
そう思考を巡らせていると病室の扉が開いた。
「あー……起きてたのね」
その人は確か一度だけあったことがある。
白衣を着ているラフな格好の女性
「こんにちは。貴女の担当医の八十住あんみよ。よろしくね?」
思えば個室である。
何でいつも個室なのだろう?
一人だけだっというのに……
というかこの人医者だったのか……意外だなぁ。
「あ、はい。よろしくお願いします」
一応お辞儀しておこう。
「今日の内容は、午前は担当の看護師さん二人が病室に訪れるから身体の柔軟な運動で、午後から
明日の手術の予定の日程を私と麻酔専門の人が来るからその説明。で明日の手術の予定
なのだけど、下半身の神経を繋ぎ合わせるから午前からやるのだけど絶食をお願いするわ。
全身麻酔をするのだけど、その時に吐き出す可能性が高いからね」」
取りあえず一通りの説明を聞く。
私下半身麻痺していたのか……
確かに両足が自分の意思で動かないな……。
「まぁ、気にしないでちゃっちゃっと終わらせるから」
それでいいんですか。
先生。
んー 魔法少女になったかなみが何を願ったかはわかりますが
今は内緒です。
追記
2・25 誤字の変更とその他もろもろ