翌日。
下半身麻痺の手術は8時間以上かかったが、リハビリも兼ねてようやく動けるようになった。
時折、同じ病棟にいる上條恭介と暁美ほむら(三つ編みバージョン)と仲良くなった。
「右手でバイオリン弾いたなら、左手でバイオリンとか弾けないのかな?」
車椅子で上條恭介の病室に行った際、腕が治らないことを聞かされたため、私はそう返してみた。
すると上條は驚いて
「へぇ……七夕さんがそんなこと言うなんて意外だなぁ……」
と言われた。
「意外って……」
「だって、下半身麻痺していたときは、希望すらない顔をしていたからね」
そういえばそういう顔をしていたような気がするけど、そんなに変わったのか……。
「奇跡があったんだよ……上條くんも頑張れば、奇跡や魔法が起きても不思議じゃないよ」
私は笑顔でそう言った。
上條は、そうだねっと呟きながら
「頑張ってみるよ。さやかのためにも」
一度私と上條が会話をしているときお見舞いに来た美樹さやかと出会ったため、ここでは初めて
会話したことになるが、どうやら毎日のようにCDを買いお見舞いに来ているらしい。
そのため、私は付き合っているのかと問い詰めたら、さやかは顔が赤くなるし、上条は素っ頓狂な
顔をしていたため、呆れたが、次の日私が来たら付き合い始めたということになった。
私は上條の病室を去ったあと、ほむらがいる病室へ向かう途中にほむらと出会った。
「ほむら!」
私は声を掛けるとほむらは振り返り驚いた顔をしたあと私に笑顔を向けた。
「七夕さん! 今日も来てくれたんですね!」
「約束したからね。今からほむらの病室に行くところだったの」
私はそういうと
「そうなんですか? 私も検査が終わって病室に戻ろうと思ったので良かったですね」
ほむらは驚いて笑顔でそう言った。
最初ほむらに会った時は魔法少女か心配したが、魔法少女の証である指輪をしていなかったので
安心する。
魔法少女システムがどうなっているかわからないけど、とにかく頑張ろう。
次の日
そういえば今日は、ほむらの退院日だ。
さっそくほむらのいる病室へ向かおう。
ベッドから降り松葉杖を使いほむらのいる病室へ向かった。
病室の扉を開けると、ほむらはメガネを外し三つ編みをといていた。
……まさか?
「ほむら……イメチェン?」
一応訊いてみた。
「……ええ。そうよ?」
口調まで変わっている……ほむらの左手をみたら昨日までなかった魔法少女の証である指輪
があった。
「ほむら……」
「何かしら?」
なにかを言おうかと悩んだが結局やめてしまった。
「……ううんなんでもない。ただ、退院おめでとうを言いに来ただけだから」
私はしょんぼりしたまま病室から出ようとすると
「待って!」
出て行く前にほむらに止められた。
「? 何?」
「お見舞いには必ず来るから……っ!」
ほむらは笑顔でそう答えた。
「ありがとう。ほむら」
ほむらが退院する前の話です。
かなみがいつ退院するか知りませんが、退院させますよ?
追記
2・25 文章を変更