翌日
退院まであと一日となった。
夕方に差し掛かったあたりで最終確認やリハビリも終わり、これからは通院……という形になる。
明日の昼には外に出ていないといけないので、今のうちに退院する準備というか
荷物をまとめているとメアドを交換したマミからメールが来た。
『七夕さん明日退院日だけど、退院祝いに欲しいものとかあるかしら?』
メールの内容はこれである。
欲しいもの……と言ってもこれと言って欲しいものはないが……
アレがもらえるなら嬉しいかな……
取りあえず送信しておく。
数分も経たないうちに返信がきた
『それなら大丈夫よ。じゃあまた明日ね』
Okをもらえた。
取りあえず携帯をカバンにしまうと同時にある気配を感じた。
「これは……魔獣。しかも病院内なんて……マミ達はまだソウルジェムの使い方は魔女より
違うから感知できないかも……とりあえず行かなきゃ!」
魔法少女初参戦。
初陣なので、上手く狩れるかわからないけど、一応近くまで行こう。
魔女よりタチが悪い魔獣。
魔獣は憎悪や悲しみによって生み出された。
『キュゥべえ!』
《なんだい?》
呼んだら出てくるキュゥべえ。
とりあえず、病院の外に出てキュゥべえをテレパシーで呼んだらこんにちは。
『瘴気がある場所はここからどれくらいかな?』
《瘴気……? ああ、この何とも言えない物体の正体かい?》
このキュゥべえは魔女しか知らないのだろうか?
《こんなのは初めてだからね。僕も派遣されたばかりだからよくわからないんだよ》
私の心を読み取ったのかそういうキュゥべえ。
『場所は解るんだね?』
《もちろんだよ》
『じゃあ案内して』
《分かった》
松葉杖なしでいけるけど、病院を抜け出したことに謝りたくなるが仕方ない。
瘴気がある場所は空気が重く、魔法少女の素質持ちじゃなきゃ倒れるレベル。
「ここだね」
着いた場所は病院よりかなり離れた古びた工場。
《そのようだね。かなみは足を痛めているし、連絡したほうがいいかい?》
「駄目。此処は私一人で頑張る」
《分かった。なら黙って置くよ》
キュゥべえの言葉を信じ、私は初めて魔法少女の姿をお披露目する。
「さぁって! 魔獣狩りの開始と行こうじゃないか!!」
魔法少女の服装は、少しフリルが多いザ魔女っ子的な服である。
武器は今のところ鎌
足の痛みは遮断して
人みたいな、魔獣を狩る
「オラオラオラァ! どうした!?」
口調が変わってしまった。
まぁ仕方ない。魔法少女になるたびにそうなるのかな?
鎌を振りかざすたびに風が生まれ、それにより魔獣が消える。
振り回すだけの簡単な仕事だなっと思いつつ振り回し
ようやく最後の魔獣をやっつけると瘴気が消えていった。
《初陣にしては、中々の出来だね。かなみ》
「まぁね。退院前に足を動かしたからしばらく遮断しておくかな」
キュゥべえに褒められ、得意げにいう私。
取りあえず普通の服装に戻り、ソウルジェムを再び魂に戻す。
「さてと……帰ろうかな」
《近道を教えるから着いてきて》
キュゥべえに言われ近道を通り病室に戻った。
という訳でこれで一章が終わりです。
次は第二章に入ります
追記
2・25 文章の変更