説明のようですけど
退院後の翌日
私は巴家に呼ばれていた。
場所は大体知っているので、迷子になることはまずないのだが、
「なんだよ? その不満そうな顔は?」
「……迎えに行く役は決まっていたの? 杏子」
「まぁな。くじ引いて当たりを引いたのがあたし」
迎えに行く役として杏子がくじを引いて当たったため、自宅を出るやいなや杏子に出くわした……というわけである。
最初は断ったが、どうしてもと言われれば断れない。
私は深い溜息を着いた。
数分後
巴宅に到着。
しばらくまっててくれと言われ杏子は先に部屋に入った。
しばらく待てと言われれば仕方なく待つ。
その間マンションの人達と何気ない会話を繰り広げること数十分後。
「入っていいぞー」
と部屋の中から言われ、ようやくかと思い入ると
パーンッ!
とクラッカーが鳴り始めた。
「!?」
「七夕さん! 退院おめでとー!」
「「「「おめでとー!!!」」」」
サプライズパーティーとは、まさにそのことで、思わず驚いたが
「………ありがとう。そして、織莉子とキリカがはなれないのですけど?」
玄関を開けてクラッカーがなる数秒前にマミの部屋に何故かいた織莉子とキリカが
私をみるなり抱きついたのである。
「恩人! 会いたかったよ!」
「かなみさん会いたかったです」
抱きつかれて身動きも取れないがが一応そう言われた。
「うん。私も会いたかった。だから離れて?」
私はそういうとすぐに話してくれる織莉子とキリカ
「実は……買い出しのとき偶然美国さんたちと出会って、事情を説明したら行きたいって
いうから……ふふふ」
マミは事情を説明した。
なるほど、だからあの二人は何かしら赤いのか。
「さて、食べましょう。八十住さんと宝蔵院さんも来ているわよ」
そうなんだ。
大勢での退院祝いはめでたく終わった所で私はソウルジェムについて説明しなければならない
ことがあった。
そのため、魔法少女の姿になるための変身を教えておいた。
「げっ!? そんなに複雑なのかよ……」
杏子は嫌そうな顔をする。
嫌そうな顔をするな。ほむらはその数倍嫌がっている。
「まぁ……それだけ覚えていれば問題ないかな? 多分契約前のさやかとまどかも一応練習して
おいて」
「えぇ~!?」
「あ、……うん」
明らかに嫌ですという顔をするまどかとさやか
「無理なら別にいいけど、魔獣狩りも私がやるしかないし……」
「私は構わないわ!」
「ああ!」
遠くを眺めたらすがりつく杏子とほむら
ちょろいな……
というか性格変わってないか?
「それだけ抑えていればなんとかなるのでしょ?」
「私は構わないよ」
それに対して嫌な表情をせずにいうのは八十住さんと宝蔵院さん。
やりやすい。