私は、他に魔獣がいないかを確認してから変身を解いて、公園に設置してある
仮設トイレに入った。
「あ~!! なんだよ! もう!」
自分でもよく解らない苛立ちを壁に向かって殴り続ける。
魔獣に殺されかけて助けてもらって挙げ句の果てには苛立っている。
意味が解らない。
取りあえず、苛立ちを落ち着かせる為、仮設トイレから出て公園のブランコに乗り
こいでいると、今度は違う気配が感じた。
(これは……魔女……? でも、魔獣が現れているのなら……)
などと思考をめぐらさせていても仕方ないので、近くにいたキュゥべえに問いかけてみた。
「キュゥべえ、これは魔女? 魔獣?」
「この気配は……魔物だね」
「魔物……?」
魔物。前回、私の大事にしている使用物又は私に関わったものによって操られていた
魔物のことである。
でも今回は……
「魔女と魔獣が融合してきたものなんだ。かなり数が多いみたいだしマミ達に知らせに
行くよ」
「うん。お願い」
キュゥべえは私の言葉を聞いて、マミが住んでいるマンションに進んだ。
見えなくなった所で私は魔物がいる所へと先に進むことにした。
巴マミside
七夕さんの帰りがあまりにも遅いので、探していると
「マミさーん!」
そう言って声を掛けてきたのは美樹さん。
美樹さん意外にも暁美さん、鹿目さん、佐倉さん、美国さんに呉さんまでいる。
「あら? どうしたの?」
私はそう聞くと、
「魔物がでたようだね」
いつの間にかキュゥべえが現れ、そう言った。
「魔物……?」
「魔女と魔獣が融合した存在さ。かなり厄介で、八十住あんみや宝蔵院こよみは経験が
あるから先に行ってもらっているんだ」
キュゥべえはそう言った。
魔物ね……。
一体どんなものかしら?
七夕かなみside
魔物が現れため先に変身して急いでいると先客がいた。
八十住さんと宝蔵院さんである。
「ん? 見ない人だね……初めてかな?」
「ええ」
ちなみに私の服装は変身するたびに変わるので困っている。
今回の服装は格闘家みたいなものだ。
ちなみに声質も変わっているし、髪の色も若干ゴールドに近い色になっていた。
「よろしく……」
「ええ。こちらこそ」
魔物の形態は微妙なものだった。
魔女と魔獣が融合したという感じなので、どう表現していいか分からなかった。
だが敵ではない。
「弱点が解らないわね……ここは慎重に行ってみましょう」
「了解!」
「OK」
八十住さんが仕切り、私と宝蔵院さんは頷く。
慎重にと言われても、この身体はいうことをあんまり聞いてくれないが、今回はおとなしい
ようだ。
一昨日の投稿し忘れの分。