織莉子達が不思議がるのはもっともである。
「願いの所為……って奴かな?。そういう願いでこうなるし……服装も毎回違うし、
何故か口調も変わっちゃうみたい。自分の意思で喋れないけど」
私は一応そう言った。
間違ってはない。
「自分の意思で喋れないって……聞いたことないわね……なら、魔女でも魔物でもない
得体の知れない物にあったのも……七夕さんだったの?」
マミは少し考えてから思い出したかのようにそう言った。
「うん……あれは魔獣っていうの。弱点は顔の部分かな」
魔獣狩りは始めてだったし、弱点がわかったのは初戦の時である。
それに記憶も曖昧なので、あえて疑問形で返す。
「まぁ……その話はおいおいにしましょう。もう夕方だし、私は仕事場に戻るわ」
八十住さんはそう言って、そそくさと帰っていた。
「じゃあ、私も帰るよ。夕飯の準備したいからね」
宝蔵院さんも帰っていたが、途中で倒れる音がした。
「うぅ……」
「……大丈夫かい?」
キリカは心配してそういうと宝蔵院さんは頷き。
「大丈夫………いつものことだから……」
そういうと宝蔵院さんは立ち上がって砂を払ってから帰っていた。
宝蔵院さんは確か不幸体質でドジっ子で天然な性格を変えるために魔法少女になったらしい
けど、何故かそれは変身の時だけであって変身していないときは、いつもこう
転んだりぶつけたりしているらしい。
八十住さんの場合は心を読めるようにお願いしたらしい。医者やらなんやらは実力と聞いた。
「じゃ、マミさんまた明日」
「マミさんさようなら」
さやかとまどかは門限があるのか急いで帰っていた。
杏子は確かマミと一緒に住んでいるらしいし、そのまま帰るし、ほむらも特に用がなければ
帰るしなぁ……。
織莉子とキリカはどうするんだろ?
「あっ。七夕さん今日泊まっていかないかしら?」
そういったのはマミである。
「え?」
「ちゃんとしたお泊まりってしたことなかったじゃない? だからしましょう! 美国さんも
どうかしら?」
マミは織莉子にそう聞いた。
「七夕さんが行くなら私も行くわ」
「織莉子とかなみがいくなら行くよ」
逆らおうかと思ったけど、嫌な予感しかしないのでやめておいた。
「解った。行くよ」
「良かった~。暁美さんもいかが?」
「邪魔にならないかしら?」
「大丈夫よ。部屋は余っているから」
自虐ネタとしかいいようがないがまぁいいか。
「じゃあ行きましょう」
マミはそう言って軽やかなステップをしながら進んでいった。
「食べ物食い放題じゃねぇか」
いきなり叫ぶ杏子。
何を想像したか知らないが出かけるわけではないよ。
ついでに言うと、織莉子とキリカ……両腕を離してくれると助かる。
動きづらい