魔法少女まどか☆マギカ~繰り返される時間~   作:華鳩羽

61 / 200
夏樹リン

「あら? この子は……?」

 

マミはリンに気づき、リンの目線に合わせて

 

「こんばんは。 お名前は?」

 

と笑顔で優しく問いかけたが、第一印象が悪かったのか私の背中に隠れてしまった。

その行動に落ち込みながらも

 

「まぁ……いいわ。今日はもう遅いしさっさと寝ましょう」

 

マミは私の顔を少しにらみながら、寝室へと戻っていった。

 

(マミが不機嫌だなぁ……勝手に出て行ったこと怒ってるかな?)

 

「あの人、とっても怖いです!」

 

リンは私の裾をつまみながら言う。

 

「んー……でも、仲間思いで、優しい人だから大丈夫だよ。取りあえず……お風呂入ってないし

 一緒に入る?」

 

「はい!」

 

お風呂シーン? 何それおいしいの?

 

 

「ふぅ~さっぱりしました!」

 

「良かった。でも、このまま寝たらダメだよ? 三時間ぐらいは起きてないと……

 確か寝れなくなるらしいから」

 

「そうなんですか!? んー驚きです!」

 

風呂上り後、リンは洗うたびに汚れが浮き出ていたので、汚れが浮きでなくなるまで

わしゃわしゃしていいて、二時間後ようやく風呂から上がったという形だ。

リンの服装も洗い。変わりに私の服……といっても、昔来ていたものだが、それを持ってきて

着せている。

 

取りあえずリビングに移動すると、ほむらがソファに座っていた。

 

「あら? その子は?」

 

ほむらはリンを見るなりそう言った。

 

「夏樹リンっていうの。魔女退治のとき偶然出会ってね」

 

「魔女退治って……。私たちが勝てなくて逃げてきた魔女ね。杏子はケーキを食べられなくて

 悔しそうだったけど……よく無事ね?」

 

私はリンを連れてソファに座り

 

「魔女語っていうか、そういうのが分かったからね……あの魔女はケーキを食べて欲しかった

 だけみたいだから」

 

そういうと、ほむらは少し驚き

 

「魔女の言葉もわかるのね……。今度の魔女退治はかなみを連れて行こうかしら……?」

 

「別に構わないけど……。魔女の探知はできないからね?」

 

「そういえばそうだったわね」

 

ほむらは髪をかきあげる。

 

「あ、あの! 夏樹リンです! よろしくお願いします!」

 

気まずい空気になったのかリンは慌ててほむらに自己紹介をした。

 

「暁美ほむらよ。よろしくねリン」

 

ほむらは微笑みながら、手を差し出すとリンは小さな手でほむらの手を握る。

 

「この子は怖くない!」

 

どうやら、リンの認識では怖い人には自己紹介せず、怖くない人には笑顔でむかえる

というなんとも、分かりやすい認識だなっと思った。

 

「明日も魔女退治頑張ろう!!」

 

リンは、張り切ってそう言うが、その後すぐに寝てしまった。

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。