魔法少女まどか☆マギカ~繰り返される時間~   作:華鳩羽

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ほむらしか覚えていない

何もすることなくぶらついて、魔獣を見つけては退治を繰り返した。

マミ達以外の魔法少女に会うと縄張り争いで戦いになったりするが、キュゥべえを連れてきて

交渉役として同伴させたりして、縄張り争いが来ないように仕向けたりした。

それを繰り返して二週間経過。

 

「……だるい……」

 

《君はいつもそうだよね。だるいといいながら現に君は歩くのをやめないじゃないか。

 訳がわからないよ》

 

「私もわけがわからないよ……」

 

見滝原の人気のないところで私は魔獣と魔物を退治していた。

あれからマミ達とは会っていないし、連絡のやりとりすらしていない。というか、メアドすら

知らないという。

というか、携帯電話すら所持していない。

 

「んで、マミ達は何してるの?」

 

《いつも通り魔女と魔物退治さ。『七夕かなみは元気なのかしら?

 何かしたら承知しないわよ』ってほむらから伝言は預かっているよ」

 

「それ伝言じゃないと思うけど……。ほむら以外に伝言は預かってないの?」

 

《ないね。不思議なことにほむらの伝言を訊いたとき『七夕かなみさんって誰?』って

 聞いてたくらいだ》

 

「あー……そう」

 

二週間前のあの魔獣退治する際に着たあの魔法衣は八十住さんの固有魔法を使用して分かった

ことだが、あれは『自分に信頼するものにしか、記憶は継続できない』というものだった。

つまり、この魔法衣の持ち主というか、その少女の願いは『私を信用している友達としか

記憶を継続して欲しい』ということになることが分かった。

実際に本人にあって、聞いてきた。

さらにその子によると

 

「時間にまつわる願いをした少女だけは通用できないみたい」

 

ということ。

最初は半信半疑だったが、キュゥべえの伝言でよくわかった。

ほむらは元々『鹿目まどかの出会いをやり直す』という願いで魔法少女になっているが、

今は、それをなかったことのようにほむらの武器は本物の銃から魔法武器の弓へ変化している

ことがわかってそれをほむらに訊いた所

 

「ここに来てから、弓を使うことになったわね……。私もよく分からないのだけど、

 魔獣が出ていることと関係があるのじゃないかしら?」

 

ということだった。

なので、ほむらは元時間遡行者なため、私を覚えているということになる。

そういうことをキュゥべえに説明したら

 

《わけがわからないよ》

 

と返された。

 

使われていないビルの屋上に行き、ほむらと合流した。

 

「それで、巴マミ、美樹さやか、鹿目まどか、佐倉杏子、美国織莉子、呉キリカ

 八十住あんみ、宝蔵院こよみ、夏樹リンが誰も貴方のことを覚えていないことが、

 わかったの?」

 

着くや否や、ほむらはといただしたため、私は順を追って説明した。

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