あれから色々あって、私とほむらと京香は仲間になった。
ほむらは、二日に一回程度にマミ達と会っているらしく、先日久々に会った際に、
「仲の良かった友人と一緒に魔女退治ね……。そういうことなら早めに連絡してくれたら
良かったのに。流石に人数は多いけど見滝原全域に退治できるわけないものね。
そういうことなら、いいわよ」
という話しになったらしい。
それを聞いた京香は、溜息をつきながら
「ふーん……。まぁ、これで縄張り争いを起こさずにすみそうだね」
固有武器である箒を振り回しながらそう言った。
「でも、巴さんの作るケーキや紅茶は美味しいのよ?」
ほむらは、思い出しながら京香にそういうと
「んー……その美味しそうなケーキを食べてみたいけど……まだ治療中だし、あとでお願い
するよ」
京香は拒食症脱出のためにこのところ病院通いであると付け足す。
そして何を思いついたのか
「そうだ……その巴さんっていう人のケーキを食べてみたいからお持ち帰りをお願いしてもいい
かな? 最近先生も食べたいけど時間がないからーって言ってたから」
マミと知り合いなら……京香の担当医は八十住さんなのかな?
あの人すごいからなぁ……
それを聞いた私は、
「あ、それなら私もお願いしていいかな? マミのケーキ。久々に食べたいから」
京香の意見を取り入れてみた。
マミのケーキ……久々に食べてみたいな……。
「分ったわ。今度会った時にお願いしてみるわ」
ファサっと髪を書き上げながらほむらは照れくさそうに顔を背けてそう言った。
翌日。
ほむらは、学校に行くあいだ、私と京香は暇を潰して、公園あたりをウロウロしていると
「? あんた学校行ってないわけ?」
フェンスの上に座りながら、たい焼きを食べている杏子と出会った。
「わたし? わたしは、まだ学校行ける状態じゃないからね」
京香は私の腕を掴みながらそういう。
「暇つぶし。明日見滝原中学ってとこに通うことになったのはいいけどさ、道知らなくてねー」
フレンドリーな杏子である。
「それにさ、あんたに会いたかったってのもあるかな?」
「どう言う意味?」
京香はさらに私の腕を強く握る。
もしかしたら京香は警戒心のとき何かに掴む癖でもあるのかな?
結構痛いんだけど
「そのまんま文字どうりさ。一昨日に魔女空間見つけたとき、あんたとかなみとほむら一緒に
戦っていただろ? あん時、ほむらが言ってた奴だろ? あたしは佐倉杏子あんたは?」
ん? さっきから『あんた』しか言わないしおかしいなとは思ったけどまさか……
「ん? 杏子。覚えてたの?」
「へ? 何言ってんだよ。覚えているに決まってんじゃん。マミたちは覚えてねーみたいだけど
ほむらはあたしが覚えていなくて当然みたいな顔してたし」
ほむら……。
「そんなことはどうでもいいんだよ。アンタ名前は?」
杏子は袋からたい焼きを取り出しもぐもぐ食べながらそう言った。
「わたしは片桐京香。よろしくね杏子」
「ああ。これくうかい?」
そう言って杏子が袋からだしたのは杏子も食べていたたい焼きである。
「ありがたいけど……治療中であんまり食べれないからごめんね」
「ふーん。その暑そうな服装と関係あんのか?」
「大いにね」
京香の答えにふーんと答えつつ私にたいやきを押し付けた。
わたしが食べろ……と
「んじゃなーかなみー。京香」
杏子は手を振って何処かへ行ってしまった。