志筑仁美の魔法少女の姿は、緑色を中心とした鮮やかな色をした着物姿。
武器は大きめの斧と剣を融合させたものを両手で抱えるように持っていた。
「そうだけど……」
私は少し用心しながらそういうと、仁美は変身を解いて見滝原の制服に戻ると同時にいきなり、
私に抱きついてきた。
「!? まさか……覚えているの!?」
私はそれに驚きつつ私はそう聞いた。
仁美と会うのは今回で三回目にあたる。
最初の一回目は魔獣システムにしたとき、この時の志筑仁美は魔法少女で戦い方は、
すごいものだったという。
二回目は私が見滝原中学校に転校してきたとき。
その時は顔を合わせた程度であるが、会話はしていない。
んで、三回目が今。というわけだ。
会話したのも久しぶりである。
「!! ええ! もちろん覚えてますわ! 会いたかったです!」
仁美……取りあえず息を整えて、興奮しないで、圧迫感が怖いよ。
「仁美……。一旦離れて……」
私はそういうと仁美はすぐさま離れる。
「ご、ごめんなさい……久しぶりにあったのが嬉しくて……つい」
顔を赤らめる仁美。
仁美はもともとこういう性格だったけ?
「あ……うん。私も会えて嬉しいよ」
取りあえず会うのは久しぶりなので素直に喜びつつ
「所で……いつ契約したの?」
「キュゥべえさんに聞いていませんか? かなみさんにお伝えするよう言っておいたのですけど」
そういえば、今朝からキュゥべえを見かけていない。
契約がどうのこうのは言っていた気がしたが……仁美のことだったかな……。
まぁいいか。
「今朝から会っていないかなぁ……。まどかもさやかも魔法少女になっているから、会ってみたら
どうかな?」
私は取りあえず仁美が一人で魔獣なのか、魔女なのかを狩っていたところなので、気になって
聞いてみた。
「そうなんですか!? じゃあ最近三年生といることが多いと聞いたので関わりにくかったの
ですけど、会ってみますわね」
仁美はそういってお辞儀をして嬉しそうに帰っていった。
仁美と別れた後、ようやく自宅に帰り着いた。
「ただいまー……」
と言ってもおかえりーと言ってくれる人はいない。
一人暮らしには広すぎる7LDK前は5LDKだったが、手狭になったので昨日引越したのだ。
帰ってすぐにパソコンを立ち上げて、とあるサイトを開く。
『見滝原魔法少女コミュニティ』
織莉子が勝手に作ったコミュニティサイトなのだが、キリカに入ってくれないかと誘われた。
そのためそのコミュニティに入ることに。
実際に私も見滝原の魔法少女ではあるし。
コミュニティってなんだろうね……