魔法少女まどか☆マギカ~繰り返される時間~   作:華鳩羽

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困惑する

八十住あんみside

 

高野かなめ。

魔法少女になったのは五年前。

 

当時彼女は魔女によって、家族と親友を亡くして親戚にたらい回しにされいたらしく、その理由は

彼女を向かいれた翌日にその親戚が働いて会社が経営破綻で潰れると、その親戚は口を揃って

《疫病神》と罵られたそうだ。施設に預けられても、その施設が潰れる。

それ以来彼女は、これ以上施設に行っても潰れるだけだと思い、10歳で学校もいかず

ホテルにも止まらず暮らしていた。

 

その時に出会ったのがキュゥべえだった。

キュゥべえは魔法少女を勧誘する営業マン。

その時七夕かなみは魔法少女ではないため、言葉巧みに彼女を魔法少女にしようとした。

二ヶ月間の間キュゥべえは彼女を勧誘し続けようやく彼女は

 

「親戚と家族と親友が私の記憶を消去させた上で生き返らせて欲しい。潰れた会社も施設も

 なかったことにして欲しい」

 

それが高野かなめの願いだった。

 

で、現在。

高野はキュゥべえを敵視していた。

私が読み取った彼女の心の声がそこまでしか出ていなくそれ以上思考を読み取ろうとしても

いくら長年魔法少女やっていようと、これ以上は深く探ろうとはしない。

美国が未来を予知できるのにも限りがあるのと同じである。

 

高野は、七夕以外の魔法少女を恨んでいた。

私に向けられる思考は常に《憎い》という感情のみ。

 

「……挑発をしても私には嫌って言うぐらい聞いたから意味ないわよ」

 

私はそういうと、高野は顔を背けながら軽い舌打ちをする。

 

「そう。なら、どいて。邪魔なのよ」

 

高野は不機嫌そうな言い草をして左腕で私の身体をのけてから、

 

「二度と会いたくないから。あなたなんかに」

 

憎しみを混じった口調でそういうと彼女は北東の方に走っていった。

 

 

私は高野が見えなくなってから溜息をついた。

 

「……キュゥべえ」

 

《何だい?》

 

私はそう呼ぶとキュゥべえはやってくる。

 

「あなた一体何をしたのよ?」

 

《高野かなめのことかい? それは僕にもわからないよ》

 

「わからないって……どういうこと?」

 

《高野かなめと契約したっていうのはちゃんと記録として残ってはいるけど、彼女が

 これほどまでに僕を嫌うのは初めてなんだ。会うたびに刀で切りつけられるのがオチさ。

 インキュベーターハンターとしては、暁美ほむらより上をいく》

 

「……そう」

 

キュゥべえすら分かっていない。彼女がキュゥべえを嫌う理由……一体何なのかしら?

 

 

美樹さやかside

 

久々に恭介にヴァイオリンを持っていったら

 

「さやか。確か八十住先生と知り合いだったよね?」

 

と言われた。

場所は恭介の部屋。

 

「へ? あ、うん。知り合いっちゃあ、知り合いだけど八十住さんに何かようがあるわけ?」

 

あたしは一応冷静を装いながらそういうと

 

「僕の左腕は八十住先生のお陰で治ったのは知っているよね? 三日に一度、僕の家に来て検査

 しに来るときに、八十住先生が『そうね……問題はないけれど、最近……いえ、前でもいいの

 だけど、腕に違和感を覚えたことはないかしら?』っていわれてたんだけど、さやかに伝言を

 たのもうと思って」

 

「別に構わないけど……もう八十住さんは来ないの?」

 

「昨日で終わったよ。このあとも予定があるみたいだからね」

 

八十住さん大変だなぁっと思いつつ

 

「いいよ。それで? 伝言は何?」

 

あたしはそういうと

 

「『違和感はないけれど、昔に比べたら身体が重い』そう伝えて欲しいんだ」

 

「分かった。じゃあ、あたし予定あるから帰るね」

 

「分かった」

 

あたしはそう言って恭介宅へ出てから

 

「……『違和感をおぼえたことはないか?』ってどういうみだろ?」

 

あたしは疑問に思いつつ親に頼まれた買い物へと行くことにした。

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