七夕かなみside
翌日。
目覚ましが鳴る前に起床してしまった私は、二度寝をしようかと悩んだ時にインターホンが鳴った。
現在の時刻は午前四時二分である。
「はいはーい。どちら様……」
玄関を開けると、目の前にいたのは見覚えのある顔が二人。さらに見覚えのない顔が一人いた。
三人のうち二人は成人男性と女性であり、もう一人は私と同い年の子であり、同じ顔をしている。
「………」
私は声を出せずにいた。
どう声をかければいいか迷っていると一人の男性がこういった。
「久しぶりだな。かなみ……」
宝蔵院こよみside
昨日の夜から朝方に掛けて部屋の片付けをしているとインターホンが鳴ったのはいいが、
その間玄関に行くまでに十分掛かった。
「今あけますよ……」
玄関の扉を開けるとそこにいたのは
「元気にしてた? こよみ」
その人は笑顔でそういった。
でも、なんで……?
八十住あんみside
夜勤明けでようやく仕事が一段落し、これで帰れるぞって時に私の携帯から着信音が聞こえた。
こんな時間になんだというんだ。こっちはさっさと帰りたいんだがという苛立ちを覚えつつも
「八十住ですけど」
と答えた。
『元気だったか あんみ』
その声に聞き覚えを感じた。
でも、その人は私が10歳の時に……
夏樹リンside
巴さんの家でしばらく泊まっていたけど、用時があるから巴さんの家をお邪魔していたところで、
ちょうどその時人にぶつかってしまった。
「あっ。ご、ごめんなさい……」
と言って顔を見ながらそういったけど、私がぶつかった人は私がもっともよく知る人物だった。
でも、それは……
高野かなめside
魔女狩りを終えて、帰ろうとすると私の家……といっても私意外だれも住んでいないだだっ広い
だけの家には誰もいるはずもないのに電気が付いていた。
消し忘れるはずはないが、今回だけけしわすれたのだろうと思って玄関の扉を開けると
「おかえりー! お姉さん」
そこにはいるはずもない、家族がいた。
七夕かなみside
「元気?」
そう声をかけてくる女性。
この世界の〝両親〟はいないはずなのに……どうして
「どうして、いるのよ!!」
私はそう叫ぶと
母親の後ろに隠れていた少女はビクッと飛び跳ねてから
「あのね……お姉ちゃん」
お姉ちゃん?
私に妹がいた覚えがないが父親が口を挟んだ。
「かなみが忘れるのも無理はない。この子はかなみの双子の妹、かのめだよ」
双子がいたんだ……。
「あ、あのねお姉ちゃん……本当はね、私やお父さんやお母さんがいきていなかったの」
かのめは必死になりながら、そういった。
「……どういうこと?」
「実はね……」
ややこしいです。
とりあえずオリキャラの過去が明らかになります