暁美巴……マリモに連れられて向かった先は、車通りが少なく、尚且つコンビニまでの距離が
5メートル離れた場所であった。
マリモはそこで足を止めた。
「えっと、ご家族から訊いているかもしれないけど………私が貴方たちの家族の生還させた
暁美巴です………。私のことはモエかマリモって呼んでください……」
「どうしてマリモなわけ? ずっと不思議なんだけど……」
マリモの自己紹介の後すぐに高野は不機嫌そうな声でそう聞いた。
「髪型……です。前に通っていた学校の友人にそう言われたのがきっかけです」
「あぁ……」
納得したのか高野は頷く。
「そりぇ………それで……私たちを呼んだ理由って……?」
宝蔵院さんは涙眼になりながらそういうと
マリモは少しためらいながら
「ご家族とも話し合いをしたけど……やっぱり本人に聞いたほうがいいかと思って……
それでね、本人次第なんだけど……本人相談なしに家族を生還させておいて迷惑かなっと
思って。もし迷惑なら、元に戻す魔法を使える七夕さんにお願いしようかと思ったけど……
本人の意見を聞きたくて……貴方たちの家族には了承は得ているから……」
気まずそうにそう言った。
しばらくの間沈黙が続いたが、最初に喋ったのは
「わ、わたしは家族がいたほうがいい。もう自分だけってのは嫌なの!」
リンだった。
家族が恋しいのは誰も一緒。
リンをよく見ると身体が震えていた。
「わ、私は……小学生の時からずっと……一人で……だ、だから……」
言葉も途切れている。
「ありがとう。もう戻っていいよ」
マリモはリンの所に近づき抱きながらそういうとリンは涙を流して頷いた。
「あ、わたし送っていくね」
私はいつのまにか知り合った瞬間移動が使える魔法少女に出会ってしたらしく
いつの間にか習得していたので送ることにした。
「あ、ありがとうございます………。ここまででいいです。私はもう逃げないです」
途中まで瞬間移動した時にリンにそう言われ、お辞儀をしたあと向こうへ行ってしまった。
私はそれから、マミ、杏子、宝蔵院さん、八十住さんも家族と一緒にいたいというだったので
家まで送り届けて帰って残りは高野だけとなった。
私がマリモがいる場所に移動すると高野はマリモを睨んでいた。
「まさか……私の家族以外に友人も生き返らせたの!?」
高野は怒鳴るようにそうマリモに訊いていた。
私は思わず隠れてしまい、その様子を伺うことにした。
「貴方のみたままだと思うけど………」
「……っち。帰る。家族と親友が生きているなら問題ないから」
そう言って高野は瞬間移動の魔法を使ってこの場から消えた。