しばらくしてから私は草むらから出た。
マリモは肩を落としながら溜息をついて私の方をみると
「高野さんに嫌われちゃいました……私……頑張ったんだけどなぁ……ちゃんと相談してから
生還させたほうが良かったのかな……?」
少し肩を落としながら低いトーンでそう言った。
「高野も感謝していると思うよ? ちょっと口調がきついだけで心の中では感謝をしている
から。ほらツンデレってやつだよ」
私は慰めるようにそういうとマリモは
「そ……そうですよね。自分のやったことに後悔しても仕方ないですよね……。
じゃあ、わたしそろそろ帰ります。ありがとうございました」
笑顔でそういって深々とお辞儀をしたあと嬉しそうに帰っていた。
私は笑顔のままマリモが見えなくなるまで見送ってから家に帰ることにした。
「ただいまー……ってお客さん?」
家の玄関口に知らない靴が綺麗に一足並べてあったため、私はそういうと
リビングから私を出迎えた妹に
「おかえりお姉ちゃん! お姉ちゃんの部屋にお友達が待っているから行ってあげて」
そういわれ、2階に行き自室の扉を開けるとほむらがいた。
「お友達って……ほむらのことだったんだね」
「ええ。お邪魔しているわ。貴女に話があって……」
ほむらは髪をかきあげながらそういった。
私はベッドに座りほむらにも隣に座るように促した。
「……で、話って?」
私はほむらがベッドに座ったのを確認してからそういうと
ほむらは母親が持ってきた紅茶を飲みながら
「キュゥべえから聞いたのだけど、ワルプルギスの夜が見滝原に来るらしいの。その討伐に
手伝ってくれないかしら?」
そう言った。
あれ? ワルプルギスの夜?
こんな真夏に来るのか?
「別にいいけど……いつ来るかわかっているの?」
「今から一週間後よ。いつもなら、私が転校して一ヶ月後にくるはずだったのだけど、歯車が
ずれてしまいそれから三ヶ月後…つまりいまから、一週間後に変わってしまったと、
キュゥべえから聞いたわ」
ほむらはそう言ってから紅茶を一口飲む。
ワルプルギスの夜。
超ド級の大型魔女。実際に私はワルプルギスの夜というのを見たことがなくどんなものなのか
知らないのだが、キュゥべえから大抵の話は訊いていた。
確か……結界を持たない魔女であり、一般からはスーパーセルと認識されている……だったかな
気になるのは本来来るはずだったワルプルギスの夜が何故かずれたのかだけど……。
……気になっても仕方ない。
「私以外に誰かを頼んだの?」
私はそういうとほむらは紅茶をカップに注いでから
「一応巴さん、杏子、八十住さん、宝蔵院さん、織莉子、キリカにも頼んであるわ。
まどか、さやか、仁美、リンは魔法少女になって日が浅いから避難所に指定されると
思われる体育館に警備をお願いしてあるわ」
「マリモには協力を仰がないわけ?」
「マリモ……? ああ、暁美巴のことね。彼女はまだ連絡入れてないから分からないわ」
「じゃあ、私の知り合いも戦力になるか一応訊いておくよ」
「お願いするわ」
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