かなみside
猫の魔女は私との他愛もない会話に満足したあと、
『いや~。久々に会話したから楽しかったわよ!』
と言って何かに導かれるように自然消滅し、グリーフシードがカランと音を立てて床に落ちた。
結界も消え、周りを見れば突然の結界の消滅にまどか達は驚いていた。
「かなみー!!」
私にいち早く気付いたキリカはそういいながら私を抱きしめた。
「グリーフシード……。魔女は倒したのかしら?」
私が手に持っていたグリーフシードを見てからほむらはそう聞いた。
「ううん。満足したのか導かれるように自然消滅してグリーフシードを落としたの」
私はそう説明しながらグリーフシードをほむらに渡した。
「導かれるように消滅した……。! そうだわ! 円環の理となずけましょう!」
マミそう叫んだ。
え、円環の理!?
「何を言ってんだよマミ……」
呆れた風に質問をする杏子。
「円環の理よ! 魔女が自然消滅するなんてそれしかないもの!」
マミってこんな人だったけ?
あっていない間何があったんだろ?
「キリカ……マミはこんなだったのかしら?」
一応キリカにそう聞いてみた。
「ん? ほぼ毎日そうだよ。かなみがいないときはね」
私がいないときって……。
最近、マミがやたら私に冷たく当たっていたのがようやくわかった気がする……。
「マミ……。ごめんなさい、貴女の気持ちを分からずに馴れ馴れしかったわよね」
「……え? 何を言っているの?」
「貴女の思いにも気付かずに入り込んだのは謝るわ。ごめんなさいもう貴女と戯れることは
ないから……キリカ、織莉子、まどか、さやか、杏子、ほむら、マミごめんなさい。
もう遅いから帰るわね」
「え!? ちょっと待っ」
私は、以前ほむらが使っていた時間停止を発動させてこの場から去ることにした。
杏子side
「え!? ちょっと待って……」
かなみは瞬間移動のようにその場から姿を消した。
「どうして……?」
《それは君に原因があると思うよマミ》
かなみが消えたと同時にキュゥべえがあらわれてそう言った。
どういう意味だ?
「どういうこと……?」
まどかは不思議そうにそう聞いた。
《マミが変なことを思い浮かべては叫んでいるのを君らは知っていたんだろう?》
「まあな。それがどうしたんだよ?」
《でも、かなみはそれを知らなかった。それに最近マミに嫌われているのではないか? と気にして
いたみたいだよ》
「えぇ!? どうして? 普通に接したつもりよ?」
マミは驚きながら聞き返した。
それに思い当たる節があるのか織莉子は
「そういえば、巴さん。かなみさんに対して態度が違いませでしたか? 嫉妬深いような」
「あ……」
マミは何かを思いだしズーンと落ち込みやがった・
大丈夫か?
「今度謝るわ……」
マミはそう呟いて変身を解いてからとぼとぼと帰った。