キュゥべえ(全体)に感情が芽生えた事によって、前よりも話がスムーズに進むかと思ったが
一人の個体と話すと泣き出すキュゥべえや、暴れまわるキュゥべえなど、前より
面倒が起きた。
「かなみー! 会えなくて寂しかったよーー!」
教室に入るや否や、キリカに抱きつかれた。
キリカの反応が早いのは、性格を変えてからである。
「会えなくはないでしょ。毎日会っているのに」
私はキリカをはがしながらそういうと
「かなみと織莉子は一時間以上離れるとあたしのパロメーターが一気に下がるの!!」
放課後分かれて教室に着くまでの時間で、これほどなのかな?
「分かった。わかったから、とにかく離れて」
私はそういうとキリカはすぐに離してくれる。
席に着くと、女子から囲まれる。
一体全体どういうことなのかは、このクラスにいる女子全員が魔法少女ということだ。
「最近、魔獣狩りで、新しく魔法少女になった子がやられるって聞いたの」
「見滝原は特に魔法少女が多いから出張でもできるのかな?」
話はだいたい魔法少女関連である。
私に相談してくるのは、もう面倒なので察してくれ。
「今、魔法少女専用ホームページを造ってるから、出来上がったらキュゥべえに話しておくよ」
私はそう話しておいた。
昼休み。
私とマミ、キリカ、織莉子、ほむら、杏子、さやか、まどかとで昼食を屋上で食べていた。
「織莉子~かなみ~。パロメーターが足りないよぉ~」
キリカのパロメーターとは、どうやら時間だけではないらしい。
「キリカ、ダメよ。かなみさんは、魔法少女でない以上に魔法少女の支援システムを考えている
から」
織莉子はそういいつつも私に抱きついたままなんだが
「かなみ、あんた人気ものだね」
「さやか、それをあなたが言う?」
ほむらはさやかに冷静なツッコミを入れる。
さやかも私に抱きついているのだが、キリカによってとられる。
「かなみに触るなよ!! わたしを通してからにしろ!!」
「なによ!!」
さやかとキリカの喧嘩がはじまる。
仲裁は杏子。
「まぁまぁ落ち着きなって、これでも食って静かに食べようよ」
「「いただきます!!」」
杏子が差し出したお菓子を一緒にとり一緒に食べるさやかとキリカ
「えーっと、さやかとキリカを組ませたら危ないっと」
メモをしておこう。
「そういえば、かなみちゃん。キュゥべえから聞いたけど、魔法少女育成システムを始める
って本当なの?」
マミはおかずを一口食べ終えてからそういうと
「魔法少女が見滝原を中心に増え始めているから、支援システムみたいなものを始めるつもり。
初心者の魔法少女は魔獣にやられやすいって聞いたからね」
「そうなんだぁ~。じゃあ、先輩の私達が頑張らないとね」
まどかも納得した顔でそう言った。
「そういうこと」
「ただいまぁ~」
放課後、家に帰るとさっそくキュゥべえがいる。
《あ、ちょうどよかったよ。かなみ》
「どうしたの?」
私はカバンを置きながらそう聞くと
《実は、魔法少女を辞めたいって子がいるんだ》
魔法少女の人数が多いです。
なので大変です。
次回はその魔法少女の多さについて考える予定です