七夕かなみside
何故私だけ執着しているのか、何故それほどまでに執着するのか。
理由が分かって、私は高野かのめの母親だってことをここで初めて知った。
確かに、私は彼女の母親が飛び降り自殺を見たのを偶然ベランダから見え、右腕を掴もうとして
彼女の左腕を掴んだのはいいが、私まで落下してしまうとは思いもよらなかった。
私は目の前で誰かが死ぬのは見たくはない。
だから私は救助しようとした。
でも通報があって警察が用意したマットレスに無事着地し、彼女の母親に感謝をされた。
その時に、私は一回だけ、高野かのめと出会っていた。
私は10歳でかのめは同い年かと思えた。
「あの時から、私は母を救ったかなみさんを慕うようになったの。そして両親と親友を殺した
魔法少女を恨んでいるの」
かなめは私以外の魔法少女を睨む。
犯人が分かった時点で彼女はその魔法少女を殺すかもしれない。
「魔法少女同士いがみ合うのは良くないと思いますわ」
「そ、そうだよぉ……仲良くしよう?」
仁美とまどかは困惑するようにかなめにそういうとかのめは軽い舌打ちをしながら
「……わかったわ。ワルプルギスの夜討伐の時までは信用するわ」
そういった。
「そういえば、キュゥべえを見かけないけど……どこなんですか?」
リンは不思議そうにそういうと八十住さんは
「高野は、暁美ほむらよりインキュベーターハンターになっているから、必要な情報がない限り
この部屋には入ってこないと思うわ」
かなめをみながらそういった。
インキュベーターハンターって。
「とりあえず作戦を練って置こうぜ。避難所で待機するのは、まどか、さやか、仁美、リン、
モエだったな」
杏子は話題を変えるようにそういった。
本題がまだだった……。
「そうだね。魔法少女成り立て組だし仕方ないよね~」
「私も手伝いたいけど、避難所にいる人たちを守らなきゃだもんね!」
まどかとさやかはそう呟く。
「とりあえず、鹿目、美樹、志筑、夏樹、暁美巴は、作戦を練ってちょうだい。こっちは
ワルプルギスの夜になるでしょうから」
「はい!」
作戦会議が始まった。
ワルプルギスの夜討伐組side
「ワルプルギスの夜の出現予定はどこか分かるかしら?」
最初に質問したのはほむらである。
かなみは、見滝原周辺の地図を指をさしながら
「一応回って未来をみた結果。ここが最も強い魔力でした。二番目は、ここと…ここです」
かなみはそう言って二番目の候補である場所を示す。
「ん? 似ているということかい?」
キリカは少し疑問に思いながらそういうと
「違う魔力でしたけど、多分放置してあったグリーフシードが孵化しかかっているのが正解です。
一応見て回ったけど、それらしきものはなかったので、ワルプルギスの夜決戦時しか現れない
と思います」
かなみは説明口調になりながらそう言った。
「あなたの固有魔法は未来予知なの?」
かなめはそう聞くとかなみは首を振って、
「織莉子の固有魔法です。私の魔法少女になった時の願いの所為で、すれ違っただけで固有魔法と
相手が使用している武器が使えるようになってます」
「! ……。そ、そうなの」
かなめは納得するかのように呟いた。
難しい。
文章って難しいよね。