魔法少女まどか☆マギカ~繰り返される時間~   作:華鳩羽

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過去の話

七夕かなみによって目の前が暗転して、いつの間にか気絶していたらしく目を覚ましたら

やたら幼い七夕かなみが目の前にいた。

 

「あ……目が覚めた?」

 

目が覚めた? ってどういう意味だろうか?

いつの間にか縄は解けているし

 

「えっとね。路上で倒れてたんだよ? 急に意識を失ってパタリと」

 

困ったふうにいう幼い七夕かなみ。

私は身体を起こしてから彼女に聞いた。

 

「あなた……名前は?」

 

「え? 田畑かなみです」

 

田畑?

この子どう見ても七夕かなみよね?

 

「七夕じゃなくて?」

 

「え? 違いますよ? 聞き間違いで七夕って言われるけど……田畑です」

 

聞き間違い?

まさか、七夕かなみと言っているのは聞き間違いが多いから?

たばたとたなばたは、平仮名にすれば似ているから……うん。そういうものね。

漢字だと違うのだけど

 

「んー……これから七夕って名乗ろうかなぁ……」

 

本気で悩んでいるわね。

困らせても困るし一応場所を確認しましょう。

 

「ここはどこなの?」

 

「え? ここは見滝原中学校の裏の小屋です。わたしここで働いているんですよ!」

 

はい?

この子どう見たって小学生……よね?

 

「あ、今失礼なこと考えませんでしたか? わたしこう見えて14歳ですよ!」

 

「うそ!?」

 

「本当です。……というか、その反応を見る限り、やっぱり失礼なことを考えてたんですね」

 

田畑かなみは、落胆するように落ち込んだ。

 

「そ、そういうわけじゃ……」

 

と弁解しようとしたとき

奥から誰かがきた。

 

「ふぃー……田畑きたわよ」

 

「田畑さん……こんにちは」

 

そこにいたのは、見滝原中学の制服を着た八十住あんみと宝蔵院こよみであった。

中学生……ね。

よく見たら田畑かなみ、八十住あんみ、宝蔵院こよみは左手に魔法少女の証である指輪をしていた。

 

「貴方も魔法少女?」

 

八十住あんみはそう尋ねた。

 

「え、ええ……」

 

私は気まずそうな顔でそういった。

 

「そうなんだ! 私たち以外に魔法少女がいたなんてびっくり。でもキュゥべえに騙されて……

 可哀想に……それで、名前なんていうのかな?」

 

宝蔵院こよみは、目を輝かせたが、言葉をすこし濁してからそういった。

そうか……名前……なんて言えば……

 

「か、神林よ」

 

ちょっと気まずい……。

 

「かんばやしぃ? へー……。それで田畑。神林をどこで発見したの?」

 

しばらく黙っていた田畑かなみに八十住あんみはそう聞くと

 

「ここに来る途中に倒れてたの。それでここまで」

 

路上って行ってなかったけ?

ここから見滝原の裏道に路上でもあるのか?

 

「見滝原中学校の裏山といっても、すこし離れているのよね。それでその路上って意味だからね」

 

私の顔を見て田畑かなみは焦るようにそういった。

すこしって……どのくらいなのかしら?

 

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