七夕かなみside
かなめは、私が彼女の両親と親友を巻き添えにして殺したことを知った途端に暴れ始めた。
手首と足首と腹部分に縄を縛って正解だった。
睨むように見てくる。映像を見る前の慕っていたあの顔と違い、獲物を取り逃さないように定める
肉食系動物の顔に、よく似ていた。
縄張り争いで睨み合う魔法少女のような顔。
「!? な、何で……かなめちゃんがかなみちゃんを睨んでいるの……?」
様子を見に来たのか、それとも激しい音が聞こえたのか、さやかは開けたままにしてあった出入り口
に突ったたままかなめが、わたしを睨むのを不思議がるように聞いてきた。
「こいつが!! こいつが!」
呼び方まで変わっている。
嫌われたなぁ……。
そう思いつつ、微笑みながら近づく
「……っ!」
「あんまり暴れると困るから気絶しててね?」
私は人差し指でかなめの額を触れるとかなめはそのまま意識を失ってしまった。
とりあえず後ろに数歩下がって様子を見てから
「縄を解いてベッドに寝かせてくるね。説明は後でしてあげるね」
私は笑顔でそう言って縄を解いてかなめをおぶって客間で寝かせることにした。
時間は20時。
今日はこのまま寝させることにしよう。
リビングに戻ると、かなめ以外の全員がわたしを見ていた。
「そうね……どこから説明しようかな」
私は、かなめが恨んでいる魔法少女と両親と親友を殺したのは私自身であると説明した。
暁美ほむらside
「え? じゃあなに? 魔女の口づけして見放したのが……?」
さやかは疑問をぶつけるようにそういった。
「私じゃなくて別の魔法少女よ。ここは別の世界だからその魔法少女は今も生きているけど、
今日、ほむらの家にお邪魔する前に久々にあったの。彼女自身も覚えていたみたいで、
謝罪に来たらしいわ。もう出てきていいよ?」
かなみさんはそういうと、中央からいきなり現れた。
赤黒い長い髪につり上がった目つきに赤い服を中心としたフリルの格好をしていた。
「かなみ以外全員初めまして、本堂えいです。よろしく」
そう言って軽く会釈した。
「持ち場はここじゃなくて東京の方だから見滝原に来ることは滅多にないけど……よろしくねえ
高野さん」
話の途中に魔法少女になり、構えるようにそういうといつの間にか起きていたのか、かなみが
鎌をえいに切りつけようとしていたが、彼女はそれを避けてガードするように、不気味な笑顔を
浮かべた。
「高野! 魔女結界じゃない所で暴れないでくれるかしら?」
そう注意を促す八十住さんも魔法少女の姿をしている。
「それにまだ話終わってないよ? かなめ」
かなみはそういうと、かなめは変身を解いて
「分かりましたよ」
睨むようにそういった。
新キャラ登場。
ああ、ややこしい