「うーん…」
「中々これって言うのがないわね」
「確かにね」
「お帰り。もう次の仕事探してるの?ウェンディとゴーシュも大分慣れてきたわね」
「って言っても、この町の中の簡単な依頼しかあんたが受け付けないじゃないの」
「ちょっとシャルル!」
前の仕事が終わってすぐにまた別の仕事を探していると、ミラさんに声をかけられた。まあシャルルの言う通り、誰かと一緒でない限りはそういった仕事ばかり。簡単な仕事ばかりだとお金が全然貯まらないから早く大きな仕事をしたいなと思うことが多い。
「でも、小さな仕事で経験を重ねるのも大事だと思うから」
「でもよ、そろそろでっかい仕事やってみてもいいんじゃねぇか?」
「だな。遠くの町からの依頼とか」
「私、早く大きな仕事が出来るようになって皆さんのお役に立ちたいんです!」
もちろん僕だってそうだ。…借金が全部返済できれば、そう心から思えるんだろうなぁ。
「皆の役に立ちたい、か」「頑張れよ」
「こういう素直で健気な子を見ると、応援したくなるねぇ」
「頑張ります…!」
皆に褒められて少し照れてるウェンディ。そしてカナさん、あなた言っていることが大分年上のお姉さんになってますよ?確かまだ十代では?ちなみに、この国では15歳以上で飲酒できるのでカナさんは十代で立派な酒飲みだ。
「でも、留守にしている奴らが帰ってきたら驚くだろうなぁ。こんな小さな子たちがいて」
「だな、ギルダーツとか」
ギルダーツという人物の話題になり、ナツさんとカナさんが少し暗い顔になる。ナツさんは彼のことを第二の父親みたいに思っていただろうし、カナさんにとっては実の父親なんだから三年も帰ってこなかったらそういう表情になるのも仕方ないだろう。
というかリーダスさんの言葉で思ったけど、僕もウェンディと同じく小さな子なんだろうか?確かにウェンディと身長は同じくらいだけどその内大きくなるし。なんだろう、前世は身長が180くらいあったからあんまり思ったことがなかったけど、身長が小さいことがここまで悔しいことだとは…。
「そういえば、丁度良い仕事があるわよ。心を癒してくれる魔導士を探してるんだって。報酬はそこそこだけどピッタリじゃない?」
「何々?…オニバスの町か」「どんな依頼だ?」
「えっと、ありがとうございます…?」
ウェンディが依頼内容を読み上げていく。どうやら劇団?をやっている人らしく、役者たちに逃げられて心が廃れてしまい元気づけてほしいんだとか。いきなりお礼とは、変わった人だな。ナツさんたちはどうやらこの依頼主と以前会ったことがあるらしく、止めた方がいいと言われたけど…。駄目だ、ウェンディは諦めていない。
「私も反対よ。嫌な予感もするし」
「シャルルの予感は良く当たるけど…。でも、私で役に立てるなら…」
「ウェンディ、僕も他の仕事の方が良いと思うよ?ナツさんたちの話だと厄介な人みたいだし」
ナツさんたちはブンブンと首を縦に振っているので間違いないだろう。余程こき使われたんだなぁ…。初めての大仕事がそんな面倒な人じゃなくても良いと思う。というか、普通の依頼人だったら何でもいい。
「あんたは人が良すぎるのよ。大体、行ったこともない町で大きな仕事なんて、あなたにはまだ無理よ」
「そんなことない!私だってちゃんと依頼を果たして見せる!」
「なら、好きにするといいわ!私はついて行かないから!」
「ちょっとちょっと!なんであんたたちが喧嘩になるの!?」
「あ~…。放っておいて大丈夫です。いつものことですから」
いつもこんな感じで喧嘩するけど、少しするとまた仲直りしてるんだよね、この二人。どっちが謝ったわけでもないのに仲直りしているから不思議なんだよな。大半は僕が仲裁に入ればそこまで大きな喧嘩になることはないんだけれど、今回はもうシャルルがウェンディの地雷を踏んでしまう発言をしたから手遅れ。僕が仲裁に入っても意味はない。ウェンディは自分にはまだできないと誰かに言われると、むきになってしまうことが結構あるからね。
「私…このお仕事、引き受けます!!」
「ちょっと待って、まさか一人で行くつもり?」
「はい!何事も経験ですから!」
「待て待て!ウェンディもようやくこのギルドのやり方に慣れてきたばかりじゃ。いきなり一人で遠くにやるわけにはいかん!前も行ったことがある者、そうじゃな…。ハッピー!」
「オイラ!?」
「うむ…それにフリード!お前も手が空いておったな?ついて行ってやれ!」
「マスターのご指示とあれば」
『なんでフリード!?』
「あの…僕は?」
完全に忘れられている気がする。
☆
「それじゃあ、行ってきます!」
「マジで気をつけな!」
「フリード、ウェンディのことちゃんと守ってあげてよ?」
「心配は無用だ。任せておけ」
「必要以上の手出しはいかんぞ。ウェンディの勉強にならんからな。そっちも同様にな!」
「はい、分かってます」
ウェンディはオニバスへフリードさんとハッピーと一緒に、僕はアルザックさんとビスカさんと一緒にガルナ島という島へと行くことになった。ウェンディの依頼は依頼人を励ますことで、僕の依頼は島民たちの安全確保だ。
シャルルはウェンディが心配そうだったので誘わないことにした。まあマスターの判断で、あまり同じ人とばかり依頼に行くのは良くないとのことで、一緒に仕事をしたことがない人と組むようにと言われていたからこの組み合わせになったんだけど。
「それじゃ行ってきます。ウェンディも気をつけて」
「ゴーシュも気をつけて。お互い頑張ろうね!」
「うん!」
ウェンディとハイタッチした後、それぞれ出発する。ウェンディたちは駅へと向かい、僕達はまず港町のハルジオンへと向かう。今回は僕らの依頼は、島民の安全確保。つまり戦闘系の依頼だ。
☆
ガルナ島は以前ナツさんたち最強チームがS級任務に勝手に行った島で、グレイさんの兄弟子であるリオンさんが
この島での依頼は、島民の安全確保。ここ数週間で何度もトレジャーハンターがやってきていて、
「そのトレジャーハンターがやって来るのはいつ頃なんですか?」
「奴らはいつも夜にやって来る。俺達は悪魔だから怪我をしてもすぐ治るけど、彼らには手を焼いている状況だ。是非とも、またあなたたち
「分かりました!依頼を引き受けたからには、しっかりこなします!」
もうすぐ日が落ち始める頃合だ。奴らも何度も島と港を往復しているわけじゃないだろうから、きっとこの付近に仮拠点のようなものがあるはず。探し出して止めさせなくては。それにしても村長の息子さんがいてくれて本当に良かった。村長さんとは本当に話ができなかった…。なんかずっと月を壊してくれとかそんな話ばっかりだ。多分まだ混乱が残っているんじゃないだろうか?
「アルザックさん、ビスカさん。これから周囲を手分けして探ろうと思うんですが」
「奴らを見つけたらどうするの?」
「二人は信号弾のようなものはありますか?」
「ああ、持ってるよ。ゴーシュの分も貸そうか?」
「ありがとうございます!それじゃもし緊急事態になったらそれを打ち上げましょう。でもまずは奴らを見つけ出します。もし見つけても攻撃しないで、日が沈む頃にまたこの村へ集まりましょう」
「分かった。それじゃ探す範囲を決めようか」
三人で簡単に打ち合わせをして、それぞれ担当した方角を捜索し始める。僕も漫画で見たことがある場所だし、
「…!あれは…」
岩山の麓って言えばいいのだろうか…。登り口と言える場所に五人ほどいる。近くに剣とか槍とかもあるから、多分あれがトレジャーハンターだろう。腕とか肩とかに同じ紋章があるから、ギルドに属しているのか。
うろ覚えだけど、原作でナツさんたちが太陽の村に行った時にトレジャーハンターのギルド、
そうだ、向こうはこっちに気付いていないんだから、術式を書いておいて動きを封じておけばいいか…!よし、そうと決まれば早速書いていこう。奴らが動くのは夜だし、まだ時間はある。まだ簡単な術式しか書けないし遅いけど間に合うはず。
☆
術式を一時間くらいかけてようやく書き終わり、村に戻ることにした。集合時間まであともう一時間くらいあるので、やっぱりまだ二人は戻ってきていなかった。まあ、それは予想していたことなので問題ない。なんで奴らを監視せずに村に戻ってきたかというと、一つは他に仲間がいないか確認する為。いるとしたら偵察している奴がいるんじゃないかと思った。もしくは、先に
もう一つは……滅悪魔法の手がかりがないか探す為だ。
「ゴーシュさん!奴らは見つかりましたか?」
「ええ、まあ…。動きを封じる魔法を気づかれないように書いてきたので一先ずは大丈夫だと思います。後は二人と合流してから行動します」
「そうですか!さすが
「あの、少し村の中を見て回ってもいいですか?実は僕、まだまだ見習いのようなものでして…。出来れば、魔法についての詳しい資料とかあれば嬉しいのですが」
「もちろん構いませんが…。ただ、この村の歴史なんかも記載されている書物もございますので、私も同行させていただいてもよろしいですか?担当している者に話を通しますので」
「分かりました、よろしくお願いしますね」
「では、こちらへどうぞ」
今回の依頼主であるボボさん(村長の息子さん)とそんな会話をして、アルザックさんとビスカさんを待つ間に図書館?に案内してもらうことにした。実際迷ってしまうこともあり得たから、ボボさんがついてきてくれるのは助かる。間違って閲覧禁止の本を読んでしまうとか嫌だし。
「ここが村中の書物が収められている建物です」
「他の家と変わらないんですね…」
外から見ても違いが分からない…。きっと、カモフラージュだと思う。今村を襲っているトレジャーハンター達みたいな連中から村の情報を守る為だろうな。悪魔の村の書物というだけで物珍しさに狙う奴はいるだろうし…。
中に入ると、思ったよりも図書館風だった。入り口の所に司書さんみたいな方がいたので、ボボさんが話を通してくれた。ボボさんは村長の代理としての仕事があるらしいので帰って行った。
「魔法関連の書物はこちらですね」
「ありがとうございます!」
「いえいえ、私は近くにいますので何か聞きたいことがありましたら私に声をかけて下さい」
司書さんはそう言うとまた元の位置に戻っていった。さて、何か有力な手掛かりがないかな…。
なんで滅悪魔法について知りたいと思ったのかというと、
このガルナ島は悪魔が住む島。もちろんエーテリアスではないけれど、彼らも一応は悪魔だ。ここでなら、滅悪魔法について知ることができるかもしれない。ただ問題は、僕がそれを使いこなすことができそうにないこと。だからせめて滅悪魔法について知って、似た特性を持った結界を作れれば…。
「意外と多いな…聞いた方が早いかな?」
思っていたよりも魔法に関する書物が多い。多分これら全てを読むのは一日かけても無理じゃないかな…?よし、聞こう。悪魔の人に滅悪魔法とか聞いて大丈夫なのか分からないけど、このままじゃ日が暮れる。
☆
30分後。まさか本当に滅悪魔法の情報を手に入れることができるとは…。しかも別の使えそうな魔法もいくつかあった。さすがにもらったりは気が引けたので、その本の内容を頑張って覚えた。たった一つだけだったけど、十分十分。問題はどうやって習得するか…。僕が習得するのは、多分無理。結界魔法だけで手一杯だし、術式も使えるようになったからそっちを使いこなしたい。かといって習得しないままにするのはなぁ…。誰か覚えられそうな人、ギルドにいたかな…?
「ゴーシュ、ここにいたのね」
「ビスカさん!早かったですね」
「ええ、怪しい奴を見つけてね。捕まえてきたの」
ビスカさんに引きずられて現れたのは、金髪のショートヘアな少年だった。ビックリしたのはその幼さ。どう見てもまだ10歳にも満たないと思えるほど幼い顔立ちだし、ロメオ君と同じくらいじゃないだろうか?そして、何よりすごく怯えていた。ビスカさんを思わず見つめてしまったけど、首を横に振っている。そして彼の右腕には、僕が見つけたあの岩山付近にいた連中と同じ紋章がある。
「この子は、どこで捕まえたんですか?っていうか、滅茶苦茶怯えられてますけど…?」
「村の方でウロウロしていたのを見つけてね。トレジャーハンターのギルド、
なるほど。どうやらこの子はまだ見習いなんだろうな。銃をというか、武器を自分に向けられるのも初めてなんじゃないかな。なんだか、前世で銀行強盗とかに人質にされた子とかがこんな表情してそうだ。っていうか、これが
「…君、名前は?」
「ひっ…!!ど、どうか命ばかりは……!!」
「大丈夫。僕らは別に君を傷つけようとしているわけじゃないんだ。まずは、深呼吸して」
「え…う、うん……。すぅー、はぁー…」
良かった。まだ幼いからか、今日会ったばかりの僕でも言うことを聞いてくれた。…でも、何回するんだろう?深呼吸してとは言ったけど、これもう10回ぐらいやってない?
「落ち着いたかい?」
「あ、は、はい!」
「えっと…。まあいいか。僕はゴーシュ、
「
「え?」
「サイン下さいっ!!そっちの銃のお姉さんもぜひっ!!」
「え、ええ…」
急にハイテンションになったな、この子。まあでもそういう人はたまにいる。僕も前にエルザさんの付き添いで行った依頼先でエルザさんがそういうファンの人に囲まれていたのを眺めていた経験がある。実際僕もこのギルドに入っていなかったらファンの人達に混ざっていたかもしれないし。
「えっと、とりあえずそれは後にして…。君、
「あ、はいっ!って言ってもまだ下っ端なんですが」
「実はこの村の人からの依頼でね。トレジャーハンターが恐喝紛いのことをしてきて困っているからどうにかしてほしいっていう依頼で僕達は来たんだ」
「あ……そ、それは多分、僕達のことです。……す、すみませんっ!!」
「いや、僕に謝られても…。謝るなら、ちゃんとこの村の人に謝ってほしいんだ。もちろん、君と一緒に来た人たちもね」
多少怪我人が出ているけど、まだそこまで大事には至っていない。僕達の依頼はあくまで村の人の安全を確保することで、トレジャーハンターたちを倒したり捕まえたりが本来の目的ではないんだ。だから、彼らがここでの活動の仕方を改めたりお宝を諦めてくれればそれで済む話だと僕は思う。
「えっと、それが、その…先輩方は、ギルドで一番の問題児って言われてまして、ちょっとそれは難しいんじゃないかと」
「よし、じゃあ悪いけど君たちを評議員に突き出すから」
「えっ!!?そ、それはご勘弁をっ!!」
評議員は魔導士関連のことにしか首を突っ込まないかと言われればそうでもない。今回みたいに魔導士ギルドが依頼を受けて、それの解決の為に加害者を捕まえるというのは意外とよくある話。捕まえられたのがギルドのメンバーだったら、そのギルドの評判はガタ落ちだろう。
「そもそも、君はなんでそいつらの仲間になっているの?話している印象だとそんな横暴なことしないと思うんだけど」
「それはっ…。僕、本当は魔導士になりたかったんです。でも、先輩達が魔法に詳しい奴は使えるからって、無理やり入れられて…。いつも、こんな見張りとか偵察とかに行かされてて…!」
…そうか。この子を見ているとなんだかほっとけない気がしていたけど、以前の僕に似てるんだ…。前世の頃、自分の意志表示も出来ずにいた学生の頃の自分に。遠い記憶だけど、この子を見てふと思い出した。……やっぱり、ほっとけない。
「…ビスカさん、アルザックさんが戻ってきたらこの子の仲間の所に行きましょう。僕がもう術式を張ってるんで捕まえたも同然ですから」
「そうね」
「お、お願いですっ!どうか、評議員に突き出すのだけは…!」
「ずっとそうやって怯え続けるつもり?」
「…!?」
「君が本当にやりたいことを、やってもいいんだ。嫌なことは、嫌って言っていいんだ。その先輩って人がどれだけ恐ろしくても、自分が今に満足していないのなら声を出すんだ。じゃないと、何も変わらない。…言いたいこと、分かるかい?」
「……………はいっ。僕、先輩達にちゃんと伝えます!ちゃんと、声を出して、自分の気持ちを、正直に!」
「ちょっと…!行っちゃった…」
「すみませんビスカさん、僕先に行きます!」
「ゴーシュ!?」
あの子がちゃんと言えるのか、傍で見ていてあげたくなった。焚きつけちゃったのも僕だしね。
☆
さっきの場所へ行ってみると、術式に囲まれて身動きがとれなくなっているトレジャーハンターたちと術式の外で彼らを見て震えながらも向き合っているイーロン君がいた。
「おい、イーロン!!さっさとこの魔法どうにかしろよ!!」
「む、無理ですよっ!これは術式といって、そんな簡単に解除できるものじゃ…」
「はぁ!?使えねぇなお前!!さっさと解除しねぇとぶちのめすぞ!!」
「早くしろよ泣き虫野郎が!!」
あいつら…。同じギルドの仲間なのに何言ってるんだ。早く出て行って僕がボコボコにしてやりたい…!でも、まだだ。彼がちゃんと勇気をだせるまでは我慢だ我慢。
「そ、そんな………」
「おい、てめぇをギルドに入れてやったのは俺だよなぁ?恩返ししてくれるんだよなぁ?」
「………………ぼ、僕は、こんなギルド入りたくて入ったんじゃないっ!も、も、もう、お前らの道具になんてなりたくないっ!僕は、
「
「えっ…!?」
「お前みたいな泣き虫が暴れん坊集団の魔導士ギルドに入れるわけがねぇよ。もしギルドを止めたとしてもお前は孤児なんだ、生きていけるわけがねぇだろうが」
「そ、そ、そんなこと…………」
「無理なもんは無理。いいからさっさと―――」
「よく頑張ったね、イーロン君」
「ゴ、ゴーシュさん…!?」
「お前たちに言いたいことが三つある。まず一つ、ここの村の人達を傷つけすぎた。僕達魔導士ギルドに依頼まで出ているほどだ。評議員に捕まることは覚悟しておいて。次に二つ目、お前たちは偉くもなんともないんだから偉そうにするな。少なくとも今の状況でイーロン君に怒鳴り散らす行動はただのバカだ。そして三つ目。……同じギルドの仲間は、もっと大切にしろよ。…って、そこの気絶した男にも伝えておいてね」
その後アルザックさんとビスカさんとも合流した後、評議員に彼らを任せて僕達はボボさんから報酬を受け取ってギルドへ戻ることになった。そして――
☆
「…大丈夫?」
「は、ははは、はい!たたた、ただ、きき、緊張してしまってっ…!」
帰りの船の上、僕らの他にイーロン君も船に乗っていた。あの
「ほほほ、本当にいいんですかね、僕なんかがあの
「もちろん。
僕は今回の初仕事、成功なんだろうか…?最後は合流していくべきだったと自分でも思う。二人にも怒られちゃったし…またしばらくは一人で大きな仕事は無理かな。
そういえばなんだけど、一応
「でも、本当に「良いって。来るんでしょ?
正確に言うとイーロン君は
「これからよろしく、イーロン!」
「これでまたギルドもより賑やかになるわね。あなたと同じくらいの子もギルドに出入りしているの。ロメオって言ってね、きっと仲良くできると思うわ」
「は、はいっ!よろしくお願いします、アルザック兄さん、ビスカ姉さん!」
「そんな堅苦しくしなくても…」
「それはゴーシュには言われたくないと思うよ」
「そうね」
「そうですかね?」
「ゴーシュの兄貴も、よろしくお願いします!」
「兄貴…?」
こうして初めての大仕事が終わり、初めての後輩ができました。
タグも追加したので気づいた方もいたかもしれないですね。後輩キャラが追加されました。原作でガルナ島がほとんど出ていなかったので、オリジナルの話で出してみました。